2008年10月19日
錦織? いいえ、18歳の若者です
おつかれさまです。ふぇでらです。
ふぇでらブログ3原則に基づき、記事を書きます。
錦織は将来のことを考え今季残りを欠場とのこと。思えば、AIGジャパンオープンのときから既に痛みと闘っていたのかもしれません。
○錦織は今季残りを欠場 疲労性右ひざ痛で [tennis365 - news]
いろいろな錦織ファンの方には、勝敗に一喜一憂したりする前に、錦織が今年19歳のプレイヤーであるということを再度認識し、数年後を見据えていて欲しいです。
■トップ企業の若手と、高卒で入った新入社員
18~19歳のプレイヤーと25歳前後のプレイヤーの試合は、いわば、高校生と企業でしのぎを削る社会人が同じ土俵で勝負しているということと同義だと、個人的には考えています。仮にプランニングの天才と呼ばれる高校生がいたとして、実際のプロジェクトの現場に新卒で放り込まれたら、一般レベルの企画者にもなかなか太刀打ちできないでしょう。資料探しやエクセルによるデータまとめ、指示によるパワポ資料タイピングなどが関の山。基礎力の差は雲泥です。
錦織はまだ今年19歳のプレイヤーです。個人的には、錦織の故障や怪我が今後慢性化してしまうことが今一番怖いです。今季残りを欠場するというのは個人的に英断だと思っています。
■故障や怪我を慢性化させないためにも
で、結局、タイムアウトの問題に触れざるを得なくなります。またこんな話題を出してしまって恐縮ですが、当ブログと違う意見がネット上やコメントで公開されているのと同等に、当ブログもそれらとは異なる意見を公開する権利を有していると思いますので、ご了承ください。まず、私のタイムアウトに対する個人的見解は以下の記事を。
○『[私論]タイムアウト論議』(2008年09月11日)
簡単にまとめますと、「MTOもITOも、それがたとえ戦略的観点からの取得であっても取ればよい。ルールで許されたなら。それによって相手が調子を崩し負けたとしても、それはそのプレイヤーがそこまでの選手だっただけの話。ただし、仮に戦略的に取得したor身体的限界で取得したとしても、ファンやメディアの議論や世論によって、取得頻度やタイミングはしかるべき落ち着くべきところに落ち着き、問題自体はやがて自浄されていく」という見解です。
極論ですが、適切なタイムアウトを取らなかったため欠場あるいは故障慢性化することと、適切にタイムアウトを取ることで一時的にファン(あるいは対戦相手)の心証を悪くするかわりにフィジカルをケアできるのとでは、私の個人的な意見では後者に賛同します(前者を否定するわけではありません。また、この例は極論です)。なお、私と異なる意見を否定するものではありません。いろいろな考え方があると思います。
■お客様は神様です。ファンも神様です……が
18~19歳でバリバリにツアーで頭角を現し始めたプレイヤーで、その年代のときにタイムアウトをわりと取得した選手と我慢して取らなかった選手の、やがて20歳前半でトップランカーになったときのランキング維持率比較みたいなもののデータがあれば、面白いのですが……。感覚的には前者のほうが長期的に良い成績を残しているような気が……。
一度同じコートで闘い始めた以上、確かに年齢差は関係ありません。……が、そうはいっても、まだ18~19歳のフィジカルです。タイムアウトの取得についてはもっとフレキシブルに考える必要があると思います。
個人的には、ナダルやジョコビッチがそうであったように(フェデラーが10代のときは、私はテニスに興味がなかったので分かりません)、18~19歳ぐらいのプレイヤーのタイムアウトの取得は、フィジカル的にやむをえない事と考えています。トップ選手はタイムアウトを取らないとかタイムアウトを取らない精神力があってトップになれた、のではなく、タイムアウトを取らなくても良いようなフィジカルになったから、安定して勝てるようになりトップになれた(したがってその頃にはタイムアウトを取る必要があまりなくなる)のだと思います。また、18~19歳の頃にタイムアウトをたくさん取ったからといって、そのことが癖になったりダーティーなイメージが定着することもないように思います(24歳でバリバリ活躍中のトップ選手に、18~19歳のころのイメージを継続して抱くファンは少ないのでは? 例えば、数年後にはジョコビッチに対する一部ファンの悪評はほとんど消えているでしょう)。
ただし、私と異なる見解を否定するものではありません。こういう考え方もあるということです。
■錦織は、全仏でGS初ベスト8進出する
なので、錦織には、自分の感性と自分の陣営の戦略に従って、今後もフレキシブルにプレーして行ってほしいと思います。それこそ、ニックネームのAir-K……空気のように。とはいえ、小学生の頃に松岡とガチンコ真剣勝負して負けて悔しくて大泣きしたというふうなエピソードもどこかで聞いたことのあるほど負けず嫌いみたいなので、やっぱりどこか無理してしまうのでしょうね。
ただ、いきなり大胆予想しますが、フィジカルが順調なら来年の全仏オープン(ローランギャロス)2009で、ベスト8に行くと思っています。怪我や体調不良やドロー不運ならば、2010年の全仏オープン(ローランギャロス)でGS初ベスト8到達となるかも。
いずれにしろ、全仏オープン(ローランギャロス)が、ベスト8進出となる初グランドスラムになると推測しています。ナダルにジョコビッチにガルビス(グルビス?)も、全仏でGSベスト8初進出ですし(ちなみにマレーとガスケはウィンブルドンがGSベスト8以上初進出)。それらに関する記事は以下に。
○『錦織対デルポトロ、大局的見所』(2008年09月01日)
○『錦織の将来性(現時点想定)』(2008年09月05日)
錦織が20歳となる2009年にGSベスト8進出できるかどうか、そして今後どのGSでGSベスト8初進出を果たすか、楽しみです。
ふぇでらブログ3原則に基づき、記事を書きます。
錦織は将来のことを考え今季残りを欠場とのこと。思えば、AIGジャパンオープンのときから既に痛みと闘っていたのかもしれません。
○錦織は今季残りを欠場 疲労性右ひざ痛で [tennis365 - news]
いろいろな錦織ファンの方には、勝敗に一喜一憂したりする前に、錦織が今年19歳のプレイヤーであるということを再度認識し、数年後を見据えていて欲しいです。
■トップ企業の若手と、高卒で入った新入社員
18~19歳のプレイヤーと25歳前後のプレイヤーの試合は、いわば、高校生と企業でしのぎを削る社会人が同じ土俵で勝負しているということと同義だと、個人的には考えています。仮にプランニングの天才と呼ばれる高校生がいたとして、実際のプロジェクトの現場に新卒で放り込まれたら、一般レベルの企画者にもなかなか太刀打ちできないでしょう。資料探しやエクセルによるデータまとめ、指示によるパワポ資料タイピングなどが関の山。基礎力の差は雲泥です。
錦織はまだ今年19歳のプレイヤーです。個人的には、錦織の故障や怪我が今後慢性化してしまうことが今一番怖いです。今季残りを欠場するというのは個人的に英断だと思っています。
■故障や怪我を慢性化させないためにも
で、結局、タイムアウトの問題に触れざるを得なくなります。またこんな話題を出してしまって恐縮ですが、当ブログと違う意見がネット上やコメントで公開されているのと同等に、当ブログもそれらとは異なる意見を公開する権利を有していると思いますので、ご了承ください。まず、私のタイムアウトに対する個人的見解は以下の記事を。
○『[私論]タイムアウト論議』(2008年09月11日)
簡単にまとめますと、「MTOもITOも、それがたとえ戦略的観点からの取得であっても取ればよい。ルールで許されたなら。それによって相手が調子を崩し負けたとしても、それはそのプレイヤーがそこまでの選手だっただけの話。ただし、仮に戦略的に取得したor身体的限界で取得したとしても、ファンやメディアの議論や世論によって、取得頻度やタイミングはしかるべき落ち着くべきところに落ち着き、問題自体はやがて自浄されていく」という見解です。
極論ですが、適切なタイムアウトを取らなかったため欠場あるいは故障慢性化することと、適切にタイムアウトを取ることで一時的にファン(あるいは対戦相手)の心証を悪くするかわりにフィジカルをケアできるのとでは、私の個人的な意見では後者に賛同します(前者を否定するわけではありません。また、この例は極論です)。なお、私と異なる意見を否定するものではありません。いろいろな考え方があると思います。
■お客様は神様です。ファンも神様です……が
18~19歳でバリバリにツアーで頭角を現し始めたプレイヤーで、その年代のときにタイムアウトをわりと取得した選手と我慢して取らなかった選手の、やがて20歳前半でトップランカーになったときのランキング維持率比較みたいなもののデータがあれば、面白いのですが……。感覚的には前者のほうが長期的に良い成績を残しているような気が……。
一度同じコートで闘い始めた以上、確かに年齢差は関係ありません。……が、そうはいっても、まだ18~19歳のフィジカルです。タイムアウトの取得についてはもっとフレキシブルに考える必要があると思います。
個人的には、ナダルやジョコビッチがそうであったように(フェデラーが10代のときは、私はテニスに興味がなかったので分かりません)、18~19歳ぐらいのプレイヤーのタイムアウトの取得は、フィジカル的にやむをえない事と考えています。トップ選手はタイムアウトを取らないとかタイムアウトを取らない精神力があってトップになれた、のではなく、タイムアウトを取らなくても良いようなフィジカルになったから、安定して勝てるようになりトップになれた(したがってその頃にはタイムアウトを取る必要があまりなくなる)のだと思います。また、18~19歳の頃にタイムアウトをたくさん取ったからといって、そのことが癖になったりダーティーなイメージが定着することもないように思います(24歳でバリバリ活躍中のトップ選手に、18~19歳のころのイメージを継続して抱くファンは少ないのでは? 例えば、数年後にはジョコビッチに対する一部ファンの悪評はほとんど消えているでしょう)。
ただし、私と異なる見解を否定するものではありません。こういう考え方もあるということです。
■錦織は、全仏でGS初ベスト8進出する
なので、錦織には、自分の感性と自分の陣営の戦略に従って、今後もフレキシブルにプレーして行ってほしいと思います。それこそ、ニックネームのAir-K……空気のように。とはいえ、小学生の頃に松岡とガチンコ真剣勝負して負けて悔しくて大泣きしたというふうなエピソードもどこかで聞いたことのあるほど負けず嫌いみたいなので、やっぱりどこか無理してしまうのでしょうね。
ただ、いきなり大胆予想しますが、フィジカルが順調なら来年の全仏オープン(ローランギャロス)2009で、ベスト8に行くと思っています。怪我や体調不良やドロー不運ならば、2010年の全仏オープン(ローランギャロス)でGS初ベスト8到達となるかも。
いずれにしろ、全仏オープン(ローランギャロス)が、ベスト8進出となる初グランドスラムになると推測しています。ナダルにジョコビッチにガルビス(グルビス?)も、全仏でGSベスト8初進出ですし(ちなみにマレーとガスケはウィンブルドンがGSベスト8以上初進出)。それらに関する記事は以下に。
○『錦織対デルポトロ、大局的見所』(2008年09月01日)
○『錦織の将来性(現時点想定)』(2008年09月05日)
錦織が20歳となる2009年にGSベスト8進出できるかどうか、そして今後どのGSでGSベスト8初進出を果たすか、楽しみです。
錦織陣営と近いところにいるブログさんないしは、錦織応援を明示しているファンブログさんは、錦織選手を批判してはいけないような気がします。世界中の人を敵に回してでも地獄の底までどんなことがあっても応援しないといけないような。それが礼儀のような。
ブログ3原則を掲げる当ブログですが、基本中立な当ブログとは違って、ファンブログにはファンブログの役割があると思います。また、アンチファンブログにもアンチファンブログの役割があると思います。
不特定の第3者が、全肯定するファンブログを見て、全否定するアンチファンブログを見て、そして、およそ約中立の当ブログなどを見て、独自の見解を醸成していけるような環境を、この世に存在する全ブログ総体で提供していけたらと思います。
そして、それがたぶん、一番エンターテインメントです。
たとえ、中立意見であってもそれだけだったら面白くもなんともないですし、そもそも、中立だけなら中立になりませんし。