2008年09月11日
[私論]タイムアウト論議
おつかれさまです。ふぇでらです。
少々乗り遅れた感のあるMTOやITOなどのタイムアウト論ですが、素人的に簡易的な見解を述べようと思います。
他のブログさんでは以下のように論じられています。以下に一部ですが、掲示しておきます。
○Tennisnakama in New York
・『Nadalのインジャーリー・タイムアウトについて』(2008年05月19日)
・『白熱議論を呼ぶITO』(2008年05月21日)
・『錦織選手の今後の課題』(2008年09月04日)
・『ジョコの教訓』(2008年09月05日)
・『一言所感を』(2008年09月08日)
○Masters of the Game
・『ちょっとかわいそうだったジョコ』(2008年09月10日)
私の気持ちとしては、Masters of the Gameのnannanさんに極めて全面的に賛同します。やっぱり、純粋にジョコビッチがかわいそうです。ああみえてまだ21歳ですし。
こういうふうに思ってしまうから、日本のテニスファンは試合会場でおとなし過ぎると、海外選手から言われるのかもしれませんがf(^^;)。
■ファンが注意すべきものは、ルールではなくマナー
テニスにおけるMTOやITOについては、十人十色、千差万別、多種多様な意見があると思います。素人の浅薄かつ個人的な(しかも、WOWOW視聴契約していないので、USオープン2008の映像は一切見ていません)意見を言わせていただくと……。
極論の一歩手前で、ルールは選手のためのものであるべきで、観客のためにあるべきものでは断じてありません(極論では、観客のためにあると言えるでしょうけど)。
選手はルールにのっとればいいと思います。つまり、選手がルールを最大限利用することを、我々ファンが理念に基づいて規制・変更することはできないと考えます。そしてファンが守るべき(注意すべき)ものは、テニスルールではなくマナーだと思います。そういう意味で、USオープン2008の会場観客のジョコビッチに対する反応は、マナーを逸脱していた面があったように類推しています(見ていないので分かりませんが)。
■ファンが是非を議論することは絶対すべき
ただし、ファンが是非を議論することを否定するものではありません。それどころか議論は非常に重要です。やがて世論を形成していくからです。MTOやITOを利己的に故意にとったことにより試合を有利にした(と思われる)選手は、ファンによって形成された世論や風潮などによって、成長していくにしたがって学習し、利己的かつ故意にMTOやITOを取らなくなっていくことでしょう。
ファンが集合知的に形成していく風潮や世論だけでなく、ツアーのその他大勢のプレイヤーたちの形成する暗黙知や見えざるプレッシャーなどによっても、教育され、利己的かつ故意にMTOやITOを取らなくなっていくことでしょう。
ナダルやジョコビッチの遅延行為なども、初期のころよりだいぶ和らいできています。これは、選手間の教育やプレッシャー、および、ファンの形成する世論や風潮の結果だと思っています。
ATPを取り巻く環境(プレイヤー側&ファン側)が、自然と選手に対して自浄作用を発揮していくと思っています。アガシやフェデラーがそうであったように。相互作用で、落ち着くべきところに落ち着くでしょう。トッププレイヤーであればあるほど、もつべき品格も矜持も学んでいくでしょうし。学べないプレイヤーは淘汰されるでしょうし。ファンも同様です。
今回の一件を見聞きして、ふと『「みんなの意見」は案外正しい 』という書籍のことを思い出したりf(^^;)。
■相手の同意なくして取れないようにすれば?
蛇足ですが、個人的には、相手がタイムアウトを取ったら取られた側はマッサージを要求できるという代案には賛同しかねます。結局、流れを分断されることによって、取られた側が持っていた良い流れは中和されてしまいますし、ショットフィーリングも微妙にずれるからです。取られた側にしてみれば、どんな対価を与えられようと中断させられたデメリットは打ち消せないでしょう(憶測です)。かといって一切のタイムアウトをなくし、異常をきたして続行不可能ならば即棄権というのは、あまりにも選手にとってもファンにとっても過酷です。
個人的には、MTOやITOなどのタイムアウトは相手選手の同意がなければ取ることができない、というふうな措置がいいと思います。中断させられるのではなく、中断してあげるという感じですね(当然、タイムアウト要求を拒否することもできます。また、マッサージなどのフィジカルメンテをうける権利も有)。こうすることにより当事者同士のメンタルにも、ファンの議論にも、ポジティブな影響を与えられるようになるのではと思っています。
タイムアウトを取る選手も申請前にいろいろ考えるでしょうし、取られた選手も、試合後のインタビューで愚痴ったり皮肉ったりしなくなると思うのですがf(^^;)。それに、ファン同士がディベートではなくケンカすることもなくなるかと……(ただ、一部作為的な気配も感じますが……。不特定のセンテンスから透過する気配や匂いがあまりにも同一すぎるきらいが多いような……)。なにせ、対戦相手が同意しているのですからf(^^;)。
いかがでしょう?
少々乗り遅れた感のあるMTOやITOなどのタイムアウト論ですが、素人的に簡易的な見解を述べようと思います。
他のブログさんでは以下のように論じられています。以下に一部ですが、掲示しておきます。
○Tennisnakama in New York
・『Nadalのインジャーリー・タイムアウトについて』(2008年05月19日)
・『白熱議論を呼ぶITO』(2008年05月21日)
・『錦織選手の今後の課題』(2008年09月04日)
・『ジョコの教訓』(2008年09月05日)
・『一言所感を』(2008年09月08日)
○Masters of the Game
・『ちょっとかわいそうだったジョコ』(2008年09月10日)
私の気持ちとしては、Masters of the Gameのnannanさんに極めて全面的に賛同します。やっぱり、純粋にジョコビッチがかわいそうです。ああみえてまだ21歳ですし。
こういうふうに思ってしまうから、日本のテニスファンは試合会場でおとなし過ぎると、海外選手から言われるのかもしれませんがf(^^;)。
■ファンが注意すべきものは、ルールではなくマナー
テニスにおけるMTOやITOについては、十人十色、千差万別、多種多様な意見があると思います。素人の浅薄かつ個人的な(しかも、WOWOW視聴契約していないので、USオープン2008の映像は一切見ていません)意見を言わせていただくと……。
極論の一歩手前で、ルールは選手のためのものであるべきで、観客のためにあるべきものでは断じてありません(極論では、観客のためにあると言えるでしょうけど)。
選手はルールにのっとればいいと思います。つまり、選手がルールを最大限利用することを、我々ファンが理念に基づいて規制・変更することはできないと考えます。そしてファンが守るべき(注意すべき)ものは、テニスルールではなくマナーだと思います。そういう意味で、USオープン2008の会場観客のジョコビッチに対する反応は、マナーを逸脱していた面があったように類推しています(見ていないので分かりませんが)。
■ファンが是非を議論することは絶対すべき
ただし、ファンが是非を議論することを否定するものではありません。それどころか議論は非常に重要です。やがて世論を形成していくからです。MTOやITOを利己的に故意にとったことにより試合を有利にした(と思われる)選手は、ファンによって形成された世論や風潮などによって、成長していくにしたがって学習し、利己的かつ故意にMTOやITOを取らなくなっていくことでしょう。
ファンが集合知的に形成していく風潮や世論だけでなく、ツアーのその他大勢のプレイヤーたちの形成する暗黙知や見えざるプレッシャーなどによっても、教育され、利己的かつ故意にMTOやITOを取らなくなっていくことでしょう。
ナダルやジョコビッチの遅延行為なども、初期のころよりだいぶ和らいできています。これは、選手間の教育やプレッシャー、および、ファンの形成する世論や風潮の結果だと思っています。
ATPを取り巻く環境(プレイヤー側&ファン側)が、自然と選手に対して自浄作用を発揮していくと思っています。アガシやフェデラーがそうであったように。相互作用で、落ち着くべきところに落ち着くでしょう。トッププレイヤーであればあるほど、もつべき品格も矜持も学んでいくでしょうし。学べないプレイヤーは淘汰されるでしょうし。ファンも同様です。
今回の一件を見聞きして、ふと『「みんなの意見」は案外正しい 』という書籍のことを思い出したりf(^^;)。
■相手の同意なくして取れないようにすれば?
蛇足ですが、個人的には、相手がタイムアウトを取ったら取られた側はマッサージを要求できるという代案には賛同しかねます。結局、流れを分断されることによって、取られた側が持っていた良い流れは中和されてしまいますし、ショットフィーリングも微妙にずれるからです。取られた側にしてみれば、どんな対価を与えられようと中断させられたデメリットは打ち消せないでしょう(憶測です)。かといって一切のタイムアウトをなくし、異常をきたして続行不可能ならば即棄権というのは、あまりにも選手にとってもファンにとっても過酷です。
個人的には、MTOやITOなどのタイムアウトは相手選手の同意がなければ取ることができない、というふうな措置がいいと思います。中断させられるのではなく、中断してあげるという感じですね(当然、タイムアウト要求を拒否することもできます。また、マッサージなどのフィジカルメンテをうける権利も有)。こうすることにより当事者同士のメンタルにも、ファンの議論にも、ポジティブな影響を与えられるようになるのではと思っています。
タイムアウトを取る選手も申請前にいろいろ考えるでしょうし、取られた選手も、試合後のインタビューで愚痴ったり皮肉ったりしなくなると思うのですがf(^^;)。それに、ファン同士がディベートではなくケンカすることもなくなるかと……(ただ、一部作為的な気配も感じますが……。不特定のセンテンスから透過する気配や匂いがあまりにも同一すぎるきらいが多いような……)。なにせ、対戦相手が同意しているのですからf(^^;)。
いかがでしょう?
「同意をする」っていう余計な「思考」を要求されるわけで、
そこで、「調子が上がっていた選手」ならば、相手がMTO取っただけの時異常に、自分の判断という処理にて、さらに、流れを分断されちゃうとおもう。
相手が要求
ー>乗っていたので断った
「観客に、受けがわるいかな??」なんてチラとでも頭に浮かぼうものなら、もう集中力なし。
だと思うなぁ~。
今回のジョコ、確かにITOとトイレ休憩を とり過ぎだなぁ~これはまずいなぁ~~とは思いました。
きっとこの辛い経験を生かして成長してくれると思います。
ナダルも以前言ってましたが、注目され活躍した年はいいんです、大変なのは2年目から・・・実際ナダル@2006は色々あってかわいそうでした。
ふぇでらさんはマナーの非常に悪かったフェデラーをご存知のようなので安心です。王者ロジャーフェデラーしか知らない方が多いからね。
彼だって色々失敗して、非難されて、経験して今があるのにさ!!!
とはいっても時々ちらりと本来の姿(いい意味です)を見せるときもあったんですよ。シンシナティーでマレーに負けた時、すごい態度悪かったです。しかもインタビューもなんだかなぁ~って感じだったし。
(海外暮らしなんで、生で見てました)
ナダルもジョコもマレーもみんな若いんだからいっぱい揉まれて、学んでいけばいいと思う。
あーあ、もう少しロデやサフィンやヒューが頑張ってくれてたら若手がこんな苦労しなくてすんだのになぁ~~~(涙)
みんなキャラあって短所いっぱいで、大好きです!
今のフェデラーといちいち比較されるトップ選手たちは辛いけど、更なる上を目指して頑張って欲しいです。
まじめに返答させていただいてもいいのでしょうかねf(^^;)。
たぶん、コメントの投稿可能行数を超えますf(^^;)。あと、このブログ炎上するかもです(((;゚Д゚))))ガクガクブルブル。
オブラートに包むと、
A:タイムアウトを取られたら、取られたほうはマッサージできる
B:タイムアウトは対戦相手の同意なくして取得できない
上記2つを、ぜひマジメに思考実験してみてほしいですね。取る側と取られる側それぞれで。その後、大局的視野(マクロ視点)で判断してほしいところf(^^;)。
それで、Aに優位性を見いだせたのならば、それはそれでいいと思いますよ。人それぞれです。
私がいえることは……。一例ですが、B案で、タイムアウト要請に常にOKを出すプレイヤーが出てくることを思考実験してみてください(あるいは、常に反対でもかまいません)。または、A案で、タイムアウトを取る側に立って思考実験してみてください。それらについて、MTOやITOのフェア性の維持および、取得頻度の抑制という観点で、もう一度、シミュレーションしてみてください。
余計な思考や判断の件は……。言えることは、これは本件とは完全に別のレイヤーでの議論となるでしょうね。これも、コメントの投稿可能行数を超えますf(^^;)。あと、このブログ炎上するかもです(((;゚Д゚))))ガクガクブルブル。
当ブログ内を検索していただければ分かりますが、私は一貫して、フェデラーは本質的に巷でファン(特に日本)に言われているほど善良な人間ではない、と考えている特殊なフェデラーファンです。
個人的見解ですが、人間の本質は子供の頃からそう変化しません。フェデラーのJr時代のエキセントリックさは、雑誌などで色々f(^^;)。2005年のMSマイアミ決勝の対ナダル戦では、ラケットをコートにたたきつけていますし。今も、負けたときはかなり上から目線で虚勢を張って皮肉交じりに戦評してますし。
フェデラーが現時点でいい人なのは、1位であることの誇りや矜持やこれまでのマスコミ経験がそうさせている以上に、強いということの、余裕あってこそだと思っています。人間、余裕があれば誰でも聖人になれます。大事なのは、余裕がなくなったときでも聖人でいられるか、です。
正直私は、MTOもITOも、それがたとえ戦略的観点からの取得であっても取ればいいと思います。ルールで許されたなら。それによって相手が調子を崩し負けたとしても、それはそのプレイヤーがそこまでの選手だっただけの話。
それをファンが卑怯だとかフェアプレーじゃないとかいうのは、それはもう“議論”の俎上にも上がらない“感情論”。感情論をディベートするのは不可能ですf(^^;)。当記事中にも書いたように、ツアー全体やファン全体の自浄作用によって、成長と共に自然と落ち着くべきところに落ち着く、瑣末な事象だと思います。