2008年09月01日
錦織対デルポトロ、大局的見所
おつかれさまです。ふぇでらです。
USオープン2008。
フェレール対錦織戦、大方の予想(7~8割程度がフェレール勝利を予想)を良い方向に裏切る結果となりました。錦織が6-4, 6-4, 3-6, 2-6, 7-5で勝利。これは、日本人ならば誰しもが潜在的に望んでいた勝利だと思います。
○tennis365ニュース
錦織が戦後初の快挙、世界4位下す◇USオープン
○Sports@nifty:テニス特集
錦織圭はいかに世界4位に勝ったか? 詳細◇USオープン
○ATP公式サイト
Nishikori, del Potro Prevail In Five Sets To Set Up Meeting
○Googleニュース
錦織関連ニュース
■錦織対デルポトロ戦は、世界を魅せるか
次戦は、1988年生まれのデルポトロとの、ベスト8入りを争う対戦。デルポトロは4週連続優勝も達成している現在ブレイクスルー中の若手プレイヤーなので、錦織対デルポトロ戦はニューエイジ同士の非常に面白い試合展開になるのではないかと、期待しています。
WOWOW視聴契約していませんので分かりませんが、対フェレール戦を旧世代対新世代といった戦術コントラストの試合(とはいえ、意地&誇りと勢い&自信のぶつかり合ういい試合だったと想像しています)だとすれば、次は、新世代同士の次の新しいテニスの闘いが観られるはずです。
ナダル対ジョコビッチ戦などとはまた違った、ファンタスティックでソリッドなテニスが繰り広げられるのではないでしょうか?
■見所1:錦織の相対評価の見える化
私は、この錦織対デルポトロ戦につきまして、以下の点に注目しています。
まずは、錦織がベスト8(直近では、松岡修造の全英ベスト8以来。ちなみに28歳のとき)に進出できるかどうか。これで、錦織がガスケやマレークラスなのかそれともジョコビッチクラスになるのか、ある程度の指標が見える気がします。2005年のローランギャロスで優勝している1986年生まれのナダルは別格として、次のトップ5を狙うプレイヤーの19歳時のグランドスラムでの最高成績は以下のとおりです(ただし、錦織は12月29日生まれということを微妙に考慮する必要はあるでしょう。が、個人的な見解として錦織は今年19歳(現在18歳ではなく)としてとらえています)。
・1988年生まれのガルビス(グルビス?)
2007年(数え当年で19歳)の全米でベスト16
・1988年生まれのチリッチ
2008年(数え当年で20歳)の全豪でベスト16
・1987年生まれのジョコビッチ
2006年(数え当年で19歳)の全仏でベスト8
・1987年生まれのマレー
2006年(数え当年で19歳)の全英と全米でベスト16
・1986年生まれのガスケ
2005年(数え当年で19歳)の全英と全米でベスト16
・1985年生まれのベルディフ(ベルディヒ)
2004年(数え当年で19歳)の全米でベスト16
上記をみていただければ分かるように、19歳時点(すべて数え年にて計算当年表記)ではナダルは別格としまして、最近ではジョコビッチがベスト8となっていますが、大抵はベスト16止まりです。4週連続優勝していますデルポトロにいたっては、まだ一度もグランドスラムベスト16に入ったことがありません。今大会が初です。
(感覚的な)統計的には、今年20歳のデルポトロがベスト8に入る可能性のほうが高いと言えるデータかもしれません。が、あえて私は、少なくとも現時点での(GSでの)実績ではマレーやガスケらと同等となった錦織が、彼ら同様数え当年で19歳時点ではGS最高ベスト16にとどまるのか、あるいは、ベスト8に進出しジョコビッチと同等の実績を得るのか、注目してみたいです(繰り返しますが、錦織は12月29日生まれということを微妙に考慮する必要はあると思いますが)。ここまできたら、もう、ベスト8になってほしい!
■見所2:次代のNo.1予言の信憑性検証
前項では錦織サイドでの見どころでしたが、次はデルポトロサイドでの見どころを。まずデルポトロ(1988年生まれ)は、本格化しだしたのは今年からですが、非常に早くからその才能を注目されていた選手です。ウイルソンの伝説のスカウティングであるマイケル・ウォレスさんが、数年前から次のナンバー1プレイヤーに推しているほどです。
過去記事『1位の創始と終焉、素人予測』にて私は、ナダルがいる限り次のナンバー1は1990年生まれのプレイヤーではないかと記しましたが、当然デルポトロが1位を狙っていないわけではありません。となりますと、年代的に錦織はチリッチやガルビスと並んで絶対に潰しておきたい選手となります。
また、ATPツアーの成績では同じ1988年組のチリッチやガルビスを上回っていますが、ことグランドスラムでの成績となるとガルビスの2008年全仏オープンベスト8という成績に大きく水をあけられているデルポトロ。ここで絶対にベスト8に進出、あわよくばベスト4となりたいところ。ちなみに全仏2008ベスト8のガルビス、2008年のバミューダのチャレンジャー大会のシングルス準々決勝で錦織に敗れてたりします。
→参照:Wikipediaのエルネスツ・ガルビス
……と、少し話が逸れましたが……。つまりデルポトロは、今後を占う意味でも、ここで絶対に錦織を叩いてベスト8に進出しなければならないと思います(個人的に)。ここで錦織に負けるようでは次のナンバー1は険しい道になるのでは? 逆に言いますと、ここで錦織が勝つようならナダルが言うところの次代のTOP5どころか、錦織1位の可能性さえ見えてくるような……。
グランドスラム前半の最大の注目カードでしょう。もはや、この年代同士の争いは、グランドスラムやATPツアーといったくくりではなく、次のナンバー1争いという側面も色濃いので、そういった意味でも非常に見逃せない一戦です。同じ意味で、ジョコビッチ対チリッチ戦も非常に見逃せません。WOWOW視聴できる人の記事アップを楽しみに待っていますf(^^;)。
▼蛇足余談
ちなみに、わたしはネタバレタイトル全然OKですf(^^;)。そもそもスポーツにネタはないという個人見解です(結果はネタではない)。それにスポーツは生観戦こそが絶対正義(つまり、生観戦している人がルールブック。逆に言えば、オンザタイムのライブ以外、スポーツはスポーツではない。録画されたものとか)。
そのあたりが、非同期娯楽であるドラマや映画との違いと思っています。また、SEOや検索による後日参照などラベリングの観点からも、あまりに間接的なタイトルは……。それよりも、結果だけの速報記事こそ止めて欲しいですf(^^;)。結果はニュースや大会公式サイトを見れば分かりますし……。
また、私は先ほど岩佐氏のブログで知りましたが、WOWOWは約1時間半遅れの放送だったのこと。このことはWOWOW視聴契約している人以外、わからないことだと思います。私ならば、ライブ放送せずスポーツの本質を殺したWOWOWを糾弾します。
以上、すべて個人的見解の独り言であり、それ以上でも以下でもありません。
USオープン2008。
フェレール対錦織戦、大方の予想(7~8割程度がフェレール勝利を予想)を良い方向に裏切る結果となりました。錦織が6-4, 6-4, 3-6, 2-6, 7-5で勝利。これは、日本人ならば誰しもが潜在的に望んでいた勝利だと思います。
○tennis365ニュース
錦織が戦後初の快挙、世界4位下す◇USオープン
○Sports@nifty:テニス特集
錦織圭はいかに世界4位に勝ったか? 詳細◇USオープン
○ATP公式サイト
Nishikori, del Potro Prevail In Five Sets To Set Up Meeting
○Googleニュース
錦織関連ニュース
■錦織対デルポトロ戦は、世界を魅せるか
次戦は、1988年生まれのデルポトロとの、ベスト8入りを争う対戦。デルポトロは4週連続優勝も達成している現在ブレイクスルー中の若手プレイヤーなので、錦織対デルポトロ戦はニューエイジ同士の非常に面白い試合展開になるのではないかと、期待しています。
WOWOW視聴契約していませんので分かりませんが、対フェレール戦を旧世代対新世代といった戦術コントラストの試合(とはいえ、意地&誇りと勢い&自信のぶつかり合ういい試合だったと想像しています)だとすれば、次は、新世代同士の次の新しいテニスの闘いが観られるはずです。
ナダル対ジョコビッチ戦などとはまた違った、ファンタスティックでソリッドなテニスが繰り広げられるのではないでしょうか?
■見所1:錦織の相対評価の見える化
私は、この錦織対デルポトロ戦につきまして、以下の点に注目しています。
まずは、錦織がベスト8(直近では、松岡修造の全英ベスト8以来。ちなみに28歳のとき)に進出できるかどうか。これで、錦織がガスケやマレークラスなのかそれともジョコビッチクラスになるのか、ある程度の指標が見える気がします。2005年のローランギャロスで優勝している1986年生まれのナダルは別格として、次のトップ5を狙うプレイヤーの19歳時のグランドスラムでの最高成績は以下のとおりです(ただし、錦織は12月29日生まれということを微妙に考慮する必要はあるでしょう。が、個人的な見解として錦織は今年19歳(現在18歳ではなく)としてとらえています)。
・1988年生まれのガルビス(グルビス?)
2007年(数え当年で19歳)の全米でベスト16
・1988年生まれのチリッチ
2008年(数え当年で20歳)の全豪でベスト16
・1987年生まれのジョコビッチ
2006年(数え当年で19歳)の全仏でベスト8
・1987年生まれのマレー
2006年(数え当年で19歳)の全英と全米でベスト16
・1986年生まれのガスケ
2005年(数え当年で19歳)の全英と全米でベスト16
・1985年生まれのベルディフ(ベルディヒ)
2004年(数え当年で19歳)の全米でベスト16
上記をみていただければ分かるように、19歳時点(すべて数え年にて計算当年表記)ではナダルは別格としまして、最近ではジョコビッチがベスト8となっていますが、大抵はベスト16止まりです。4週連続優勝していますデルポトロにいたっては、まだ一度もグランドスラムベスト16に入ったことがありません。今大会が初です。
(感覚的な)統計的には、今年20歳のデルポトロがベスト8に入る可能性のほうが高いと言えるデータかもしれません。が、あえて私は、少なくとも現時点での(GSでの)実績ではマレーやガスケらと同等となった錦織が、彼ら同様数え当年で19歳時点ではGS最高ベスト16にとどまるのか、あるいは、ベスト8に進出しジョコビッチと同等の実績を得るのか、注目してみたいです(繰り返しますが、錦織は12月29日生まれということを微妙に考慮する必要はあると思いますが)。ここまできたら、もう、ベスト8になってほしい!
■見所2:次代のNo.1予言の信憑性検証
前項では錦織サイドでの見どころでしたが、次はデルポトロサイドでの見どころを。まずデルポトロ(1988年生まれ)は、本格化しだしたのは今年からですが、非常に早くからその才能を注目されていた選手です。ウイルソンの伝説のスカウティングであるマイケル・ウォレスさんが、数年前から次のナンバー1プレイヤーに推しているほどです。
過去記事『1位の創始と終焉、素人予測』にて私は、ナダルがいる限り次のナンバー1は1990年生まれのプレイヤーではないかと記しましたが、当然デルポトロが1位を狙っていないわけではありません。となりますと、年代的に錦織はチリッチやガルビスと並んで絶対に潰しておきたい選手となります。
また、ATPツアーの成績では同じ1988年組のチリッチやガルビスを上回っていますが、ことグランドスラムでの成績となるとガルビスの2008年全仏オープンベスト8という成績に大きく水をあけられているデルポトロ。ここで絶対にベスト8に進出、あわよくばベスト4となりたいところ。ちなみに全仏2008ベスト8のガルビス、2008年のバミューダのチャレンジャー大会のシングルス準々決勝で錦織に敗れてたりします。
→参照:Wikipediaのエルネスツ・ガルビス
……と、少し話が逸れましたが……。つまりデルポトロは、今後を占う意味でも、ここで絶対に錦織を叩いてベスト8に進出しなければならないと思います(個人的に)。ここで錦織に負けるようでは次のナンバー1は険しい道になるのでは? 逆に言いますと、ここで錦織が勝つようならナダルが言うところの次代のTOP5どころか、錦織1位の可能性さえ見えてくるような……。
グランドスラム前半の最大の注目カードでしょう。もはや、この年代同士の争いは、グランドスラムやATPツアーといったくくりではなく、次のナンバー1争いという側面も色濃いので、そういった意味でも非常に見逃せない一戦です。同じ意味で、ジョコビッチ対チリッチ戦も非常に見逃せません。WOWOW視聴できる人の記事アップを楽しみに待っていますf(^^;)。
▼蛇足余談
ちなみに、わたしはネタバレタイトル全然OKですf(^^;)。そもそもスポーツにネタはないという個人見解です(結果はネタではない)。それにスポーツは生観戦こそが絶対正義(つまり、生観戦している人がルールブック。逆に言えば、オンザタイムのライブ以外、スポーツはスポーツではない。録画されたものとか)。
そのあたりが、非同期娯楽であるドラマや映画との違いと思っています。また、SEOや検索による後日参照などラベリングの観点からも、あまりに間接的なタイトルは……。それよりも、結果だけの速報記事こそ止めて欲しいですf(^^;)。結果はニュースや大会公式サイトを見れば分かりますし……。
また、私は先ほど岩佐氏のブログで知りましたが、WOWOWは約1時間半遅れの放送だったのこと。このことはWOWOW視聴契約している人以外、わからないことだと思います。私ならば、ライブ放送せずスポーツの本質を殺したWOWOWを糾弾します。
以上、すべて個人的見解の独り言であり、それ以上でも以下でもありません。
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