2008年09月05日
錦織の将来性(現時点想定)
おつかれさまです。ふぇでらです。
USオープン2008、錦織はデルポトロ相手に3-6, 4-6, 3-6で敗退しました。ベスト8進出ならず。東京出張中に、山手線列車内の液晶モニタに流れていたニュースで第一報を知りました。
フェデラーも危なかったようでf(^^;)。アンドレエフに6-7(5-7), 7-6(7-5), 6-3, 3-6, 6-3。逆に嬉しいことも。マレーがデルポトロを7-6 (7-2), 7-6 (7-1), 4-6, 7-5で下し、GSでベスト4に初進出!
とりあえず、相対評価的にさまざまなことが個人的にみえてきましたので、以下に素人的見解を述べていきます。
過去記事『錦織対デルポトロ、大局的見所』の続き、あるいは、現状の錦織に対する素人の個人的まとめと思ってもらってもかまいません。
■錦織は2010年にGSベスト4?
今回、私が注目した要素は以下です(なお、年齢はすべて数え年当年表記にて計算。つまり12月29日生まれの錦織については微妙に考慮する必要アリ)。
まず、1986年生まれのガスケ(2007年全英でベスト4)も1987年生まれのマレー(2008年全米でベスト4進出中)も、21歳でようやくグランドスラムベスト4に到達したということ(19歳時点ではベスト16が最高)。
次に、錦織がマレー(19歳時点でGS最高は2006年の全英と全米のベスト16)、ガスケ(19歳時点でGS最高は2005年の全英と全米のベスト16)、ベルディフ(19歳時点でGS最高は2004年の全米のベスト16)、ガルビス(19歳時点でGS最高は2007年の全米のベスト16)と、GSの実績では並んだこと。
これらのことから、現時点で錦織のポテンシャルについてはマレーやガスケ並と個人的に類推しています。あと1年はグランドスラムでベスト16~(運や調子が良ければ)ベスト8の壁を破れず、数え当年で21歳となる2010年あたりでグランドスラムベスト8~(運や調子が良ければ)ベスト4に進むようになるのでは。
■2009年にTOP20、2010年にTOP10以内?
19歳の年に、マレーは64位前後→17位前後、ガスケは150位前後→15位前後、ガルビスは140位前後→61位前後にまでランキングをあげています。
錦織もほぼ同じようなランキング推移を見せていくと、個人的に予想しています。つまり、2009年には最高でTOP20以内、最低でも50位以上には位置するようになるのではないでしょうか。そして、2010年に最高TOP10以内で最低でもTOP20に入ってくるのでは。
ATPツアー全体のプレイヤーのレベル分布的には、ガルビスのそれに近似するランキング推移を見せるような気がします。ガスケの19歳時点でのATPツアー平均レベルより、現在のATPツアー平均レベルのほうが上がっている気がしますので。
また、プレイヤーとしての質としては、錦織はガスケあるいはベルディフに似ているような気がしています(いわゆる天才型ですねf(^^;))。ランキングの変動具合は、ガスケのように19歳のときに最低155位→最高12位、20歳のときに最低66位→最高12位、21歳のときに最低18位→最高7位みたいに、やや乱高下するのではと考えています。ちなみにベルディフは、19歳のときに最低116位→最高34位、20歳のときに最低52位→最高24位、21歳のときに最低27位→最高11位と、やや緩やかに推移(そして現在伸び悩み中)。
なおマレーは、19歳のときに最低64位→最高16位、20歳のときに最低18位→最高8位、21歳のときに最低22位→最高4位(?)と、安定して順調に上昇しています。
■2009年にGSベスト8到達で見える光
今個人的に気になっているのは、19歳でローランギャロスを制したナダルや19歳でGSベスト8になり20歳でGS決勝進出しているジョコビッチは別格として、ガルビスやデルポトロ(20歳時点でグランドスラムベスト8に到達)に錦織は追いつけるかどうか、ということです。ちなみに、ガスケとマレーは、20歳時点ではグランドスラムベスト8に未到達です(多分)。
ナダル、フェデラー、ジョコビッチは言うに及ばず、マレー、ガスケ、デルポトロ、ガルビス、チリッチ、ツォンガ、モンフィスなどライバルは数多い現在のATPツアー。加えて現行世代のフェレール、ロディック、ダビデンコ、ナルバンディアン、ブレーク、ゴンサレスもいます。
2009年、いずれかのグランドスラムで錦織のベスト8到達を、個人的に期待しています。順調に推移すればゆくゆく(2010年ごろ)はTOP10入り(悪くともTOP20入り)は可能でしょう。しかしより上を目指すには……TOP5に入るには、2009年内にGSでベスト8入りは必須条件のような気がします(あくまで個人的見解です)。
USオープン2008、錦織はデルポトロ相手に3-6, 4-6, 3-6で敗退しました。ベスト8進出ならず。東京出張中に、山手線列車内の液晶モニタに流れていたニュースで第一報を知りました。
フェデラーも危なかったようでf(^^;)。アンドレエフに6-7(5-7), 7-6(7-5), 6-3, 3-6, 6-3。逆に嬉しいことも。マレーがデルポトロを7-6 (7-2), 7-6 (7-1), 4-6, 7-5で下し、GSでベスト4に初進出!
とりあえず、相対評価的にさまざまなことが個人的にみえてきましたので、以下に素人的見解を述べていきます。
過去記事『錦織対デルポトロ、大局的見所』の続き、あるいは、現状の錦織に対する素人の個人的まとめと思ってもらってもかまいません。
■錦織は2010年にGSベスト4?
今回、私が注目した要素は以下です(なお、年齢はすべて数え年当年表記にて計算。つまり12月29日生まれの錦織については微妙に考慮する必要アリ)。
まず、1986年生まれのガスケ(2007年全英でベスト4)も1987年生まれのマレー(2008年全米でベスト4進出中)も、21歳でようやくグランドスラムベスト4に到達したということ(19歳時点ではベスト16が最高)。
次に、錦織がマレー(19歳時点でGS最高は2006年の全英と全米のベスト16)、ガスケ(19歳時点でGS最高は2005年の全英と全米のベスト16)、ベルディフ(19歳時点でGS最高は2004年の全米のベスト16)、ガルビス(19歳時点でGS最高は2007年の全米のベスト16)と、GSの実績では並んだこと。
これらのことから、現時点で錦織のポテンシャルについてはマレーやガスケ並と個人的に類推しています。あと1年はグランドスラムでベスト16~(運や調子が良ければ)ベスト8の壁を破れず、数え当年で21歳となる2010年あたりでグランドスラムベスト8~(運や調子が良ければ)ベスト4に進むようになるのでは。
■2009年にTOP20、2010年にTOP10以内?
19歳の年に、マレーは64位前後→17位前後、ガスケは150位前後→15位前後、ガルビスは140位前後→61位前後にまでランキングをあげています。
錦織もほぼ同じようなランキング推移を見せていくと、個人的に予想しています。つまり、2009年には最高でTOP20以内、最低でも50位以上には位置するようになるのではないでしょうか。そして、2010年に最高TOP10以内で最低でもTOP20に入ってくるのでは。
ATPツアー全体のプレイヤーのレベル分布的には、ガルビスのそれに近似するランキング推移を見せるような気がします。ガスケの19歳時点でのATPツアー平均レベルより、現在のATPツアー平均レベルのほうが上がっている気がしますので。
また、プレイヤーとしての質としては、錦織はガスケあるいはベルディフに似ているような気がしています(いわゆる天才型ですねf(^^;))。ランキングの変動具合は、ガスケのように19歳のときに最低155位→最高12位、20歳のときに最低66位→最高12位、21歳のときに最低18位→最高7位みたいに、やや乱高下するのではと考えています。ちなみにベルディフは、19歳のときに最低116位→最高34位、20歳のときに最低52位→最高24位、21歳のときに最低27位→最高11位と、やや緩やかに推移(そして現在伸び悩み中)。
なおマレーは、19歳のときに最低64位→最高16位、20歳のときに最低18位→最高8位、21歳のときに最低22位→最高4位(?)と、安定して順調に上昇しています。
■2009年にGSベスト8到達で見える光
今個人的に気になっているのは、19歳でローランギャロスを制したナダルや19歳でGSベスト8になり20歳でGS決勝進出しているジョコビッチは別格として、ガルビスやデルポトロ(20歳時点でグランドスラムベスト8に到達)に錦織は追いつけるかどうか、ということです。ちなみに、ガスケとマレーは、20歳時点ではグランドスラムベスト8に未到達です(多分)。
ナダル、フェデラー、ジョコビッチは言うに及ばず、マレー、ガスケ、デルポトロ、ガルビス、チリッチ、ツォンガ、モンフィスなどライバルは数多い現在のATPツアー。加えて現行世代のフェレール、ロディック、ダビデンコ、ナルバンディアン、ブレーク、ゴンサレスもいます。
2009年、いずれかのグランドスラムで錦織のベスト8到達を、個人的に期待しています。順調に推移すればゆくゆく(2010年ごろ)はTOP10入り(悪くともTOP20入り)は可能でしょう。しかしより上を目指すには……TOP5に入るには、2009年内にGSでベスト8入りは必須条件のような気がします(あくまで個人的見解です)。
ふぇでらさんの独特のテニス分析楽しく読ませて頂いています。
あの、細かいことで恐縮なんですが、各年齢を考えるときに数え年を使っていらっしゃいますが、数え年を使うならば錦織選手は20歳になるのではないでしょうか?ふぇでらさんの意図に沿えば、数え年ではなく満19歳と表記するのが適切ではないかと思うのですが。
数え年の使い方がどうしても気になったのでコメントさせて頂きました。もし私の指摘が間違いでしたらすみません。
1年後や2年後、錦織選手がどのレベルのプレーヤーになっているか楽しみですね。来年のウィンブルドンかUSオープンでベスト8狙えるんじゃないかと期待しています!(全豪と全仏は足踏みしそうな気がします・・)
ご指摘ありがとうございます。
すみません。 ネットでいろいろと勉強しましたところ、ご指摘のとおりでした。無知をさらけ出してしまい、お恥ずかしい限り。
大まかに言って、
数えの場合は、当年に誕生日を迎える年齢にプラス1歳。
おっしゃるとおり、錦織は20歳となります。
満の場合は、当年の誕生日を過ぎて初めて加齢。
現時点で錦織は報道などのとおり18歳となります。
で、当ブログで私が意図した使い方は、
1989年12月29日が誕生日の場合は、2008年を19歳の年としてみる
ということです(これは主に、計算や比較のしやすさから採用しています)。
この場合、
調べてみると“当年”という表現が適切のようです。
よって、過去記事にさかのぼり
【数え年 → 当年】
に表記を改めます。
浅薄な知識で語ってしまい、恐縮です。
これに懲りず、ナマ温かい目で今後も当ブログをご贔屓いただければ幸いです。
USの結果をもって完全に世界のプレイヤーには危険な相手と認識を持たれたと思います。そして、その分しっかり色々なコーチには研究され弱点も出てくるでしょうしね。
今現在は、サービスと攻め込まれた時のカウンターが正直少し弱いと思われますねーーー。
まあ、それでもカウンターで攻撃しようとしているからなんでしょうが。
大成するのはきっと24-26歳くらいで円熟したときなのではと思っています。GSもきっと視野にはいってくるでしょうね。
後は、強烈なライバルがいてくれればKEIの成長はさらに加速するとおもっています。出来れば添田選手にそのライバル関係になれる存在感がでてきてくれると将来のJAPANはテニスが強い国になりとおもいます。
たしかに、研究されてくる今後も活躍できるかどうかは鍵でしょうね。また、フィジカルが成長するにつれ、もっと勝てるようになってくるとも思います。ナダルが言ったように。
≫大成するのはきっと24-26歳くらいで円熟したとき
なるほど。つまり、フェレールやダビデンコみたいな感じでしょうか。松岡修造も全英ベスト8は当年28歳のころですし。
添田選手には頑張って欲しいところです。安易に日本国内限定プロなどに逃げず、今後もしつこく挑戦・向上し続けていけば、それこそ松岡に比類できるようになるとも、思っています。あとは、今、小学生か中学生の錦織より5年程度下のプレイヤーにも期待しています。
で、いろいろ考えていくと、やはり、砂入り人工芝問題に行き着きますf(^^;)。