2007年12月18日
トッププレイヤーベストショット777
おつかれさまです。ふぇでらです。
『Tennis Magazine extra トッププレーヤー ベストショット 777』を購入しました。個人的な主観ですが、想像以上に良い本だと思います。
以下に、独断と偏見の感想文レベルの雑感を記載します。
■連続写真の正しい使い方&見方を提供
トッププレイヤーの動作は絶対に参考にすべきと、まず巻頭にて述べられています。高いレベルにあるプレイヤーはそれゆえに動作が非常に洗練されており、そのため各トッププレイヤー間の差異も少なく、結果として各プレイヤーの動作を平均化すると非常に高い解(理にかなった動作の答え)が得られる、ということみたいです(一部意訳)。
したがって、トッププレイヤーの連続写真を一堂に会し、その物理学的・生理学的に非常に洗練され単純化された動き(高度に高効率かつ合理化された基本動作)を、イメージ的にわかりやすく説明、身につけていくことを主体にした構成となっています。つまり、一般の月刊テニス雑誌の技術特集中の連続写真を使用した解説とは、少し趣が異なっています。
サービス、スマッシュ、リターン、フォア、バック、ボレーの各動作ごとに、構え・テイクバック・フォワードスイング・インパクト・フォロースルーなどの連続写真集がおのおの1ページごとまとめられ、ページ構成は写真メインで、テキストは補足および総括的なことを的確に述べる程度。ただし、掲載の各トッププレイヤーの同じ瞬間の写真がほぼ同じフォームのため、少ない文章でもかなり説得力があります。
■グリップで解説が分けられている!
また、コンチネンタルが必須のサービスや、セミウェスタンが主流のフォアハンドは別にして、片手および両手バックハンドについて、グリップごとに解説が分かれています。
“左手がフォアハンドセミウェスタングリップで右手がバックハンドイースタングリップの両手打ちバック”、“左手がフォアハンドセミウェスタングリップで右手がフォアハンドイースタングリップの両手打ちバック”、“左手がフォアハンドセミウェスタングリップで右手がバックハンドセミウェスタングリップの両手打ちバック”“バックハンドイースタングリップの片手バック”、“バックハンドセミウェスタングリップの片手バック”。それぞれ個別に解説されているのはこれまでになく、凄く解かり易いのではないでしょうか。
惜しむらくは、前提としてのグリップ自体の解説がなかった点。バックハンドセミウェスタンとかバックハンドイースタンなど言われても……f(^^;)。そもそも、ネットで調べてもけっこう解説に差異があるようですし(イースタンをコンチネンタルと称しているサイトもあるようです)、この書籍の中だけでも前提統一基準としてグリップの解説ページが欲しかったです。
■初級以上中級未満にお薦め?
ごく個人的な見解として、以前紹介させていただいた『テニスなるほどレッスン 丸ごと一冊「サービス」』の流れを汲む、良書だと思います。
個人的には、『テニスなるほどレッスン 丸ごと一冊「サービス」』と『Tennis Magazine extra トッププレーヤー ベストショット 777』があれば、もう月刊誌の技術解説はしばらく読まなくてもいいかな……とさえ思っていますf(^^;)。この2冊を理解し半分でも実践できたらば、あとは細かいテクニックとかメンタル・フィジカル、あるいは戦術的な部分に興味が移っていくことと思います。
なので、中級以上のプレーレベルの人はこの冊子に別の考えを抱くとは思います。これでは物足りないとか、もう少し細かく知りたい、この瞬間の意識の仕方やコツなどが知りたいなど、おそらく不満を感じることが多い気がします。肩甲骨とか2軸&1軸とかスパイラルとか、プロならではの応用技術を知りライバルに差をつけたいという人には、本書はあまりお薦めできません。
ですが、私のような初級以上中級未満のプレーレベルの人にとっては、非常に役立つ書籍となるような気がします。
買いです(σ・∀・)σ。
『Tennis Magazine extra トッププレーヤー ベストショット 777』を購入しました。個人的な主観ですが、想像以上に良い本だと思います。
以下に、独断と偏見の感想文レベルの雑感を記載します。
【追記:2007年12月19日】
ゆとびっちのテニス備忘録さんにて『トッププレイヤーベストショット777』(2007年12月07日)という記事を見つけました。参考になる記事だと思います。購入を考えている方は、あわせてご一読ください。
■連続写真の正しい使い方&見方を提供
トッププレイヤーの動作は絶対に参考にすべきと、まず巻頭にて述べられています。高いレベルにあるプレイヤーはそれゆえに動作が非常に洗練されており、そのため各トッププレイヤー間の差異も少なく、結果として各プレイヤーの動作を平均化すると非常に高い解(理にかなった動作の答え)が得られる、ということみたいです(一部意訳)。
したがって、トッププレイヤーの連続写真を一堂に会し、その物理学的・生理学的に非常に洗練され単純化された動き(高度に高効率かつ合理化された基本動作)を、イメージ的にわかりやすく説明、身につけていくことを主体にした構成となっています。つまり、一般の月刊テニス雑誌の技術特集中の連続写真を使用した解説とは、少し趣が異なっています。
サービス、スマッシュ、リターン、フォア、バック、ボレーの各動作ごとに、構え・テイクバック・フォワードスイング・インパクト・フォロースルーなどの連続写真集がおのおの1ページごとまとめられ、ページ構成は写真メインで、テキストは補足および総括的なことを的確に述べる程度。ただし、掲載の各トッププレイヤーの同じ瞬間の写真がほぼ同じフォームのため、少ない文章でもかなり説得力があります。
■グリップで解説が分けられている!
また、コンチネンタルが必須のサービスや、セミウェスタンが主流のフォアハンドは別にして、片手および両手バックハンドについて、グリップごとに解説が分かれています。
“左手がフォアハンドセミウェスタングリップで右手がバックハンドイースタングリップの両手打ちバック”、“左手がフォアハンドセミウェスタングリップで右手がフォアハンドイースタングリップの両手打ちバック”、“左手がフォアハンドセミウェスタングリップで右手がバックハンドセミウェスタングリップの両手打ちバック”“バックハンドイースタングリップの片手バック”、“バックハンドセミウェスタングリップの片手バック”。それぞれ個別に解説されているのはこれまでになく、凄く解かり易いのではないでしょうか。
惜しむらくは、前提としてのグリップ自体の解説がなかった点。バックハンドセミウェスタンとかバックハンドイースタンなど言われても……f(^^;)。そもそも、ネットで調べてもけっこう解説に差異があるようですし(イースタンをコンチネンタルと称しているサイトもあるようです)、この書籍の中だけでも前提統一基準としてグリップの解説ページが欲しかったです。
■初級以上中級未満にお薦め?
ごく個人的な見解として、以前紹介させていただいた『テニスなるほどレッスン 丸ごと一冊「サービス」』の流れを汲む、良書だと思います。
個人的には、『テニスなるほどレッスン 丸ごと一冊「サービス」』と『Tennis Magazine extra トッププレーヤー ベストショット 777』があれば、もう月刊誌の技術解説はしばらく読まなくてもいいかな……とさえ思っていますf(^^;)。この2冊を理解し半分でも実践できたらば、あとは細かいテクニックとかメンタル・フィジカル、あるいは戦術的な部分に興味が移っていくことと思います。
なので、中級以上のプレーレベルの人はこの冊子に別の考えを抱くとは思います。これでは物足りないとか、もう少し細かく知りたい、この瞬間の意識の仕方やコツなどが知りたいなど、おそらく不満を感じることが多い気がします。肩甲骨とか2軸&1軸とかスパイラルとか、プロならではの応用技術を知りライバルに差をつけたいという人には、本書はあまりお薦めできません。
ですが、私のような初級以上中級未満のプレーレベルの人にとっては、非常に役立つ書籍となるような気がします。
買いです(σ・∀・)σ。
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ふぇでらさんの記事を読んで、早速買ってきました!
なかなか良いですね~。
お茶どころの姫様にも読んでもらいたいぐらいです(笑)
やはり、何人ものプレーヤーが同じポイントを押さえたフォームをしているのは、説得力がありますね。
『まるごと一冊』とともに、レベルアップの糧としたいです。
情報ありがとうございました!
そういっていただけると、お世辞でも嬉しいですf(^^;)。
良い書籍だと思います。結局、グリップが変われば打点も軌道もすべて変わりますので、グリップごとに解説を分けている(主としてバックハンド)のは非常に良心的だと思います。
私は靭帯断裂で来春までテニスができないので、マスターズカップの録画と、『テニスなるほどレッスン 丸ごと一冊「サービス」』と『Tennis Magazine extra トッププレーヤー ベストショット 777』を読んで、しばらく気を紛らわせようと思っています。
また、実際問題、月刊テニス雑誌を買う頻度はかなり落ちました。こういう書籍が出てくれば、月刊テニス雑誌の誌面内容も変わってくるように思います。野球とかサッカーなどメジャースポーツの雑誌で、テクニカルメインなものはあまりないですし。テクニカルな特集は、戦術・戦略とかフットワークとか応用的なものがあれば読みたいですが……。
この2冊で、来年はぜひS級参入、そして打倒S川さんの悲願達成を祈っておりますf(^^;)。