2008年07月13日
全英オープン2008の絶望と希望
おつかれさまです。ふぇでらです。
ウィンブルドン2008、フェデラー対ナダルの決勝、フルセット 6-4, 6-4, 6-7 (5-7), 6-7 (8-10), 9-7 で、フェデラーは、自身の全仏初制覇よりも先にナダルの全仏全英連続優勝を許しました。
○『ナダルがフェデラーを倒し初優勝』 (tennis365ニュース記事)
仕事の都合もあり、NHKで録画放送されていてもなかなか観れなかったので肩身が狭いのですが、素人テニスプレイヤーの独断と偏見で、浅はかな駄文雑感を書いてみようと思います。私はフェデラーファンですが、他のフェデラーファンの方は気分を害されないよう、あらかじめご了承ください。
■まず、二人の歴史に残る激戦に感謝
まずは、ナダルにおめでとうと言いたいです。単純にみて、1981年生まれのフェデラーは2006~2008年の全仏オープンを準優勝(2003~2007年の全英オープン優勝)、1986年生まれのナダルは、2006~2007年のウィンブルドンで準優勝し2008年に悲願の優勝(2005~2008年の全仏オープン優勝)。
フェデラーが全仏オープンを奪うよりも早く、ナダルが全英オープンを奪った格好です。正直、フェデラーの落胆は凄まじいものがあるのではないかと考えています。と同時に、全仏全英連続優勝&スペイン人優勝をなしえたナダルの歓喜も想像に難くありません。
二人の戦績およびそのプレーレベルは間違いなくテニス史に残るほどでしょうし(現ツアーでは、二人だけ別次元)、またテニス史に残るプレイヤーが二人同時期にプレーしているというのも、奇跡に近いことと思います。どちらかが勝ちどちらかが負ける、これが勝負の真理ですが、大会史上最長4時間48分の決勝戦、マッケンローをして“今まで見た中で最も偉大な試合”と言わしめたこの闘いを繰り広げた二人に、分け隔てなく平等な賛辞を贈りたいと思います。二人の矜持と矜持がぶつかり合った素晴らしい試合でした。
■いかんともし難いストローク力の差とモノ罹患
正直、フェデラー対サフィン戦を観て、もしかしたらフェデラーは決勝でナダルに勝てないかもと感じていました。サフィンレベル(失礼f(^^;))のストローク戦で、フェデラーのほうが先にエラーしたりミスヒットしたりしていたからです。
サービスが良くてもサーブ&ボレーが巧くても、結局、テニスの基本はストローク。ストロークを制すものが結局は、勝つ確率が高いと個人的には考えています。ナダルのストローク力には凄まじいものがあります。スピン量などのボールの質はもちろん、それ以上に凄いのが絶対的な安定感。ストロークでナダルのほうが先にミスするという状況が、私にはあまり想像できません。非常に確率の高いテニスをする(リスクを犯さずとも勝てる)プレイヤーだと思います。
よく言われているように、フェデラーもショットの質・ボールの質は他のプレイヤーと別次元でしょう。しかし、そのフェデラーより別次元なのがナダル、そう私は考えています。
結果、ストロークの調子が良く(これでストロークがナダルと五分)、サービスが安定してよくサーブ&ボレーも成功確率(これでナダルからポイントを奪う)が高くなければ、テニスの主体がストロークである以上、確率で考えてフェデラーの勝つ可能性は低いと思います(上記がすべてできた試合が、マスターズシリーズ・ハンブルグ2007と考えます)。
加えて、年々遅い弾むサーフェスに移行しつつあるといわれているウィンブルドン。年初より伝染性単核球症を患ってしまったフェデラー。特に、ファンの贔屓目ではありますが、伝染性単核球症(モノニュクリオーシス)の件で、今年一年は、私はフェデラーに100%のポテンシャルを期待していません。
■ナダル=次世代、フェデラー=旧世代か
そのナダルのストローク力についてですが、個人的な見解を言いますと、今後、ナダルのようなストロークが新しい次のテニスの標準仕様になるのではないかと考えています。より攻撃力の高いエッグボール、鍛えられたフィジカルとフットワーク力による攻防表裏一体のリターン。それらが5年後以降の次世代プレイヤーのストロークの標準となるのではないかと……(ただし、ナダルが異質すぎるという意見もあるようです)。
過去において、サーブ&ボレーヤーをストローカーが駆逐し、そのストローカーをフェデラーなどに代表されるオールラウンダーが凌駕したように、今また、オールラウンダーを、強力に進化したストローク力でストローカー(ナダル)が駆逐しようとしているのでは(素人の夢想です)。
そしてまた、次代のストローカーの中から、オールラウンダーが現れ一時代を築くのではないでしょうか。しかしそれを凌駕するストローカー(多分、スピンはナダル並で、ショートアングルやバック側に厳しい球を打ち込み、フラットはツォンガやジョコビッチ並みで、エンドラインの内側からライジングで相手を両サイドに振りまくるみたいな)がまた現れ……。
いずれにしろ、ナダルはフェデラーより5歳歳下です。間違いなく時代は、フェデラーからナダルへとシフトしていくことでしょう。怪我などの突発的アクシデントがない限り、年々フェデラーはナダル戦において厳しい戦いを強いられるようになっていくのは自明です。フェデラーがストローク力――例えば今回執拗なまでに攻められたバックハンド――を進化させるよりも、ナダルがサーブ&ボレーを向上させるほうが、成長スピードも速いでしょう。
フェデラーはテニスの完成度を高め、ナダルは新しい次のテニスの端緒を開いた……と、個人的に感じました。
■フェデラーがナダルに安定して勝つために(妄言)
ナダル礼賛記事になってしまいましたが……。フェデラーがナダルに勝つには、端的に言いまして、好調でないと難しいと思います。最近の例で言いますと、全豪オープン2008でのツォンガ並に。決勝戦でフェデラーが打ち込んで少しロングしたりややライン外にずれていたショットが入ったり、1stサービスの確率が高ければ、ナダルに勝てるでしょう。
って、それは当たり前なので、もっと妄言いたしますと……。
○ラケットを、90平方インチから95平方インチに変える
加齢によるものなのか病気の影響か、最盛期よりもショットが甘くなっているような気がします(ナダル戦だけなら分かるのですが、他の選手との対戦でも総じてそういう傾向があるような)。反応速度も遅くなっているような。なので、ラケットを少しだけ大きくしてはどうでしょうか。95平方インチが大きすぎるなら、93平方インチの特注[K]SIX.ONEでもf(^^;)。スピンのかかりも良くなりますしミスヒットも減り、攻撃力と守備力が向上すると思います。ナダルのショットにしても、100平方インチのラケットだからこそで、もし90平方インチを使っていたら、あそこまでのスピンはかけられないでしょう。
○ジャンピングバックハンドを体得する
対ナダル戦において、フェデラーは執拗にバック側を狙われています。である以上、ナダルに勝つにはバックハンドを向上させることが急務。Jr世代ではほぼ浸透しているといわれているジャンピングバックハンド(主に両手バックですが)を、フェデラーも片手バックで会得してはどうでしょう。スマッシュ2007年8月号の全仏連続写真集にて、フランスのJrであるジョナサン・アイセリックが、ジャンピングバックハンドを多用する選手として連続写真デビューしています(ジャックナイフではなく)。ジャンピングフォアハンドはプロなら誰でも常時やっていますが、次は常時ジャンピングバックハンドが標準装備になるのではと書かれています。ちなみにガスケは、片手バックでジャンピングショットをたまにやってますね。
○有能なコーチをつける
ナダルのテニスの進化に比べ、フェデラーのテニスの進化は、ややスローダウン気味です(サービス力が向上したり、スピン系ショットの熟練などはありますが)。ナダルのように明らかに同等ないしは格上の選手と対戦するときに、コーチがいれば、戦術・戦略的な面で的確なアドバイスができメリットが多い気もします。また、ナダルの強さは練習の質にもあると思います。おそらく、練習でもエース級のショットを切り返しウィナーにする練習とか、やっているような気がします(憶測)。ナダルのフィジカルは、ショットやフットワークの質を上げるだけでなく、より実戦に即した練習を実施できるようにするためでもあるのではとさえ思っています。おそるべし、トニ・ナダルコーチ。そういう意味でも、コーチは重要だと思います。
○ナダルのバック側を狙う
ナダルもフェデラーのバック側を狙っていますが、フェデラーもナダルのバック側を執拗に狙うべきです。とにかく、戦術的な観点で言いますと、今回、ナダルには戦術がありましたが、フェデラーには戦術らしい戦術はあまりなかったように思います(定石だけでフルセットまでいけるのもある意味凄いですが)。サウスポーのナダルがバックで強打するとフェデラーのフォア側にいきますので、有利になるような気がするのですが……。
■歴史は繰り返す……
サンプラスは、1996年にクライテェクに敗れなければ1993年から2000年までウィンブルドン8連覇していたかも知れず、そういう意味では、フェデラーも少なくとも今後あと2回はウィンブルドンを制覇できる可能性があると思います。
また、アガシは29歳のときにローランギャロスを制覇しキャリアグランドスラムを達成していますので、そういう意味ではフェデラーも少なくとも、今後全仏初制覇する可能性があると思います。加えてアガシは、33歳のときにも全米オープンを制覇していますf(^^;)。
絶対的なランキング1位の座こそ危うくなってきてはいますが、フェデラーは今後まだまだ活躍し続けると思います。少なくともアガシ並の36歳くらいまで現役を続けると仮定した場合、17歳でプロ転向して今年で27歳ですので、やっとプロ生活の半分を過ごしたということになります。フェデラーのテニスは怪我や故障の頻度が少ないプレースタイルだと思いますので、キャリアグランドスラムやウィンブルドン7回優勝やGS14勝など、残り半分のキャリアで十分期待できると考えています。
ただ、気になるのは、ウィンブルドン2009における、フェデラーのウェアですf(^^;)。どうなるのだろう……。
ウィンブルドン2008、フェデラー対ナダルの決勝、フルセット 6-4, 6-4, 6-7 (5-7), 6-7 (8-10), 9-7 で、フェデラーは、自身の全仏初制覇よりも先にナダルの全仏全英連続優勝を許しました。
○『ナダルがフェデラーを倒し初優勝』 (tennis365ニュース記事)
仕事の都合もあり、NHKで録画放送されていてもなかなか観れなかったので肩身が狭いのですが、素人テニスプレイヤーの独断と偏見で、浅はかな駄文雑感を書いてみようと思います。私はフェデラーファンですが、他のフェデラーファンの方は気分を害されないよう、あらかじめご了承ください。
■まず、二人の歴史に残る激戦に感謝
まずは、ナダルにおめでとうと言いたいです。単純にみて、1981年生まれのフェデラーは2006~2008年の全仏オープンを準優勝(2003~2007年の全英オープン優勝)、1986年生まれのナダルは、2006~2007年のウィンブルドンで準優勝し2008年に悲願の優勝(2005~2008年の全仏オープン優勝)。
フェデラーが全仏オープンを奪うよりも早く、ナダルが全英オープンを奪った格好です。正直、フェデラーの落胆は凄まじいものがあるのではないかと考えています。と同時に、全仏全英連続優勝&スペイン人優勝をなしえたナダルの歓喜も想像に難くありません。
二人の戦績およびそのプレーレベルは間違いなくテニス史に残るほどでしょうし(現ツアーでは、二人だけ別次元)、またテニス史に残るプレイヤーが二人同時期にプレーしているというのも、奇跡に近いことと思います。どちらかが勝ちどちらかが負ける、これが勝負の真理ですが、大会史上最長4時間48分の決勝戦、マッケンローをして“今まで見た中で最も偉大な試合”と言わしめたこの闘いを繰り広げた二人に、分け隔てなく平等な賛辞を贈りたいと思います。二人の矜持と矜持がぶつかり合った素晴らしい試合でした。
■いかんともし難いストローク力の差とモノ罹患
正直、フェデラー対サフィン戦を観て、もしかしたらフェデラーは決勝でナダルに勝てないかもと感じていました。サフィンレベル(失礼f(^^;))のストローク戦で、フェデラーのほうが先にエラーしたりミスヒットしたりしていたからです。
サービスが良くてもサーブ&ボレーが巧くても、結局、テニスの基本はストローク。ストロークを制すものが結局は、勝つ確率が高いと個人的には考えています。ナダルのストローク力には凄まじいものがあります。スピン量などのボールの質はもちろん、それ以上に凄いのが絶対的な安定感。ストロークでナダルのほうが先にミスするという状況が、私にはあまり想像できません。非常に確率の高いテニスをする(リスクを犯さずとも勝てる)プレイヤーだと思います。
よく言われているように、フェデラーもショットの質・ボールの質は他のプレイヤーと別次元でしょう。しかし、そのフェデラーより別次元なのがナダル、そう私は考えています。
結果、ストロークの調子が良く(これでストロークがナダルと五分)、サービスが安定してよくサーブ&ボレーも成功確率(これでナダルからポイントを奪う)が高くなければ、テニスの主体がストロークである以上、確率で考えてフェデラーの勝つ可能性は低いと思います(上記がすべてできた試合が、マスターズシリーズ・ハンブルグ2007と考えます)。
加えて、年々遅い弾むサーフェスに移行しつつあるといわれているウィンブルドン。年初より伝染性単核球症を患ってしまったフェデラー。特に、ファンの贔屓目ではありますが、伝染性単核球症(モノニュクリオーシス)の件で、今年一年は、私はフェデラーに100%のポテンシャルを期待していません。
■ナダル=次世代、フェデラー=旧世代か
そのナダルのストローク力についてですが、個人的な見解を言いますと、今後、ナダルのようなストロークが新しい次のテニスの標準仕様になるのではないかと考えています。より攻撃力の高いエッグボール、鍛えられたフィジカルとフットワーク力による攻防表裏一体のリターン。それらが5年後以降の次世代プレイヤーのストロークの標準となるのではないかと……(ただし、ナダルが異質すぎるという意見もあるようです)。
過去において、サーブ&ボレーヤーをストローカーが駆逐し、そのストローカーをフェデラーなどに代表されるオールラウンダーが凌駕したように、今また、オールラウンダーを、強力に進化したストローク力でストローカー(ナダル)が駆逐しようとしているのでは(素人の夢想です)。
そしてまた、次代のストローカーの中から、オールラウンダーが現れ一時代を築くのではないでしょうか。しかしそれを凌駕するストローカー(多分、スピンはナダル並で、ショートアングルやバック側に厳しい球を打ち込み、フラットはツォンガやジョコビッチ並みで、エンドラインの内側からライジングで相手を両サイドに振りまくるみたいな)がまた現れ……。
いずれにしろ、ナダルはフェデラーより5歳歳下です。間違いなく時代は、フェデラーからナダルへとシフトしていくことでしょう。怪我などの突発的アクシデントがない限り、年々フェデラーはナダル戦において厳しい戦いを強いられるようになっていくのは自明です。フェデラーがストローク力――例えば今回執拗なまでに攻められたバックハンド――を進化させるよりも、ナダルがサーブ&ボレーを向上させるほうが、成長スピードも速いでしょう。
フェデラーはテニスの完成度を高め、ナダルは新しい次のテニスの端緒を開いた……と、個人的に感じました。
■フェデラーがナダルに安定して勝つために(妄言)
ナダル礼賛記事になってしまいましたが……。フェデラーがナダルに勝つには、端的に言いまして、好調でないと難しいと思います。最近の例で言いますと、全豪オープン2008でのツォンガ並に。決勝戦でフェデラーが打ち込んで少しロングしたりややライン外にずれていたショットが入ったり、1stサービスの確率が高ければ、ナダルに勝てるでしょう。
って、それは当たり前なので、もっと妄言いたしますと……。
○ラケットを、90平方インチから95平方インチに変える
加齢によるものなのか病気の影響か、最盛期よりもショットが甘くなっているような気がします(ナダル戦だけなら分かるのですが、他の選手との対戦でも総じてそういう傾向があるような)。反応速度も遅くなっているような。なので、ラケットを少しだけ大きくしてはどうでしょうか。95平方インチが大きすぎるなら、93平方インチの特注[K]SIX.ONEでもf(^^;)。スピンのかかりも良くなりますしミスヒットも減り、攻撃力と守備力が向上すると思います。ナダルのショットにしても、100平方インチのラケットだからこそで、もし90平方インチを使っていたら、あそこまでのスピンはかけられないでしょう。
○ジャンピングバックハンドを体得する
対ナダル戦において、フェデラーは執拗にバック側を狙われています。である以上、ナダルに勝つにはバックハンドを向上させることが急務。Jr世代ではほぼ浸透しているといわれているジャンピングバックハンド(主に両手バックですが)を、フェデラーも片手バックで会得してはどうでしょう。スマッシュ2007年8月号の全仏連続写真集にて、フランスのJrであるジョナサン・アイセリックが、ジャンピングバックハンドを多用する選手として連続写真デビューしています(ジャックナイフではなく)。ジャンピングフォアハンドはプロなら誰でも常時やっていますが、次は常時ジャンピングバックハンドが標準装備になるのではと書かれています。ちなみにガスケは、片手バックでジャンピングショットをたまにやってますね。
○有能なコーチをつける
ナダルのテニスの進化に比べ、フェデラーのテニスの進化は、ややスローダウン気味です(サービス力が向上したり、スピン系ショットの熟練などはありますが)。ナダルのように明らかに同等ないしは格上の選手と対戦するときに、コーチがいれば、戦術・戦略的な面で的確なアドバイスができメリットが多い気もします。また、ナダルの強さは練習の質にもあると思います。おそらく、練習でもエース級のショットを切り返しウィナーにする練習とか、やっているような気がします(憶測)。ナダルのフィジカルは、ショットやフットワークの質を上げるだけでなく、より実戦に即した練習を実施できるようにするためでもあるのではとさえ思っています。おそるべし、トニ・ナダルコーチ。そういう意味でも、コーチは重要だと思います。
○ナダルのバック側を狙う
ナダルもフェデラーのバック側を狙っていますが、フェデラーもナダルのバック側を執拗に狙うべきです。とにかく、戦術的な観点で言いますと、今回、ナダルには戦術がありましたが、フェデラーには戦術らしい戦術はあまりなかったように思います(定石だけでフルセットまでいけるのもある意味凄いですが)。サウスポーのナダルがバックで強打するとフェデラーのフォア側にいきますので、有利になるような気がするのですが……。
■歴史は繰り返す……
サンプラスは、1996年にクライテェクに敗れなければ1993年から2000年までウィンブルドン8連覇していたかも知れず、そういう意味では、フェデラーも少なくとも今後あと2回はウィンブルドンを制覇できる可能性があると思います。
また、アガシは29歳のときにローランギャロスを制覇しキャリアグランドスラムを達成していますので、そういう意味ではフェデラーも少なくとも、今後全仏初制覇する可能性があると思います。加えてアガシは、33歳のときにも全米オープンを制覇していますf(^^;)。
絶対的なランキング1位の座こそ危うくなってきてはいますが、フェデラーは今後まだまだ活躍し続けると思います。少なくともアガシ並の36歳くらいまで現役を続けると仮定した場合、17歳でプロ転向して今年で27歳ですので、やっとプロ生活の半分を過ごしたということになります。フェデラーのテニスは怪我や故障の頻度が少ないプレースタイルだと思いますので、キャリアグランドスラムやウィンブルドン7回優勝やGS14勝など、残り半分のキャリアで十分期待できると考えています。
ただ、気になるのは、ウィンブルドン2009における、フェデラーのウェアですf(^^;)。どうなるのだろう……。
たしかにサフィン戦でも見せたフォアのミスが、他の選手なら良く見てもフェデラーにしては珍しく多かったですよねぇ・・・。
それでもあの鬼のようなサービスキープ力の前ではさすがのナダルも芝では・・・なんて思ってましたが、それ以上にナダルのプレーは圧巻でしたです。
ちなみに・・・フェデラーの理想のフォアハンドはナダルらしいです(笑)
ゴリ押しフォアハンド&ヤジ将軍(汗)のご高名はかねがねうかがっておりますf(^^;)。
対ナダル戦だけは、他の試合のデキは検討材料にならないと思います。ナダルは、もう、別格ですね。少なくとも、ストロークは。しかも、対フェデラー戦となると違うギアが入っているような気もf(^^;)。
サービスはいくら良くても、水モノですし……。ロディックしかり、カルロビッチしかり、サービスが良くてもやはり勝ちきれません。鬼サーブも鬼ストローク&鬼リターンの前には……。
バック側に配球されたナダルのエッグボールを、ライジングで返すのではなく、上から叩き込める技術がフェデラーにあれば……(フェデラーですからやろうと思えばできるのでしょうけど、確率が悪いのでやらないんでしょうね)。あるいは、もう、バック側はスライスオンリーとか。ナダルがボレーにきたらパッシングなど。
>フェデラーの理想のフォアハンドはナダルらしいです(笑)
一時期は、フェデラーのフォアハンドを欲しがる選手がいっぱいいたのですが……(泣)。やはり、ナダルのフォアが次のテニスのスタンダードなのでしょう……。
フェデラー、トロント2008でシモンに初戦敗退。
今年1年はモノ罹患の影響があると思いますので何も言いませんが。
来年に向けて一言言いたいです。
フェデラー、そろそろ、まじめな練習してみませんか?
ショットフィーリングを確かめる程度の練習ではなく。
数年前のように、常に決勝進出ならばその練習も分かるのですが。負けが多くなって試合数が少ないのに抜いた練習をするのは、意味が分かりません。
いずれにしろ、今年一年は長年張り詰め消耗したメンタルのリフレッシュもかねてそこそこの戦績でOKだと思いますが、感覚が麻痺し現状に違和感を感じず何の対策もせず全豪オープン2009を迎えるのだけは、避けてほしい次第。