2007年03月13日
驕れるフェデラーは……
おつかれさまです。ふぇでらです。
パシフィック・ライフ・オープン2007にて、フェデラーがカニャスに5-7 2-6で敗北を喫しました。
足首のテーピングの調整やマメのケアなどタイムアウトでチェンジオブペースを図るも、流れを変えることはできなかったようです。連勝記録も41でストップ。
負けるときは初戦の傾向がある選手(どの選手にもいえますが……)ですし、相手が勢いに乗るカニャスということで一抹の不安もあったことは事実です。しかし、全豪オープン2007でゴンザレス相手に勝っていることもあって、正直、敗退するとは思っていませんでした。
さて。
フェデラー信者の方には申し訳ありませんが、少し、独断と偏見と思い込みで以下の文章を書かせて頂きます。ご了承ください。
■ロジャーの強さゆえの、余裕と弛緩
私はフェデラーファンですが、今回フェデラーには少しおごりがあったのではないかと思っています(もちろん、個人的な憶測の思い込みです。ご了承ください)。
おそらくフェデラーは、連勝記録に限らずいろんな記録を意識し、その更新を明確に狙っていると思います。そして、その記録への挑戦をプレッシャーとは感じずにモチベーションにしているプレイヤーだと思います(もちろん、個人的な憶測の思い込みです。ご了承ください)。そのこと自体は別によいと思います。すべからく、超一流の歴史に名を残すようなプレイヤーはそういう傾向があるでしょうし。
今回も、いつものように決勝戦にむけて調子のピークがくるよう調整していたと思います(もちろん、個人的な憶測の思い込みです。ご了承ください)。そのことも別によいでしょう。これまでそうして勝ってきています。
■この時期にサンプラスと練習の、なぜ?
しかし、パシフィック・ライフ・オープンの前にサンプラスと練習したというのは、どうかと思います。
・参考記事
blueの気ままにテニスBLOG
『フェデラーがサンプラスに勝利!?ブレーク問題の真相。。』
たとえ、休暇中であったとしても、IMGなどのエージェントの指示であったとしても、いつものルーティンからは大きく逸脱する行動だったはず。ロサンゼルスに滞在していた(サンプラスはビバリーヒルズ在住)という地理的条件もあったのでしょうけど、なぜ、このタイミングでサンプラスと練習する必要があったのでしょう……。個人的な憶測の思い込みですが、少し自身を取り巻くATPの現状におごりがあったのではないでしょうか?
ここは、例年どおりあるいはいつもと同じスケジュールを過ごし、パシフィック・ライフ・オープンを迎えて欲しかったです。個人的には、サンプラスとの練習は優勝後などにして欲しかった……(次のマイアミ大会の日程とのからみもあるでしょうけど)。今回のタイミングでのサンプラスとの練習は、テニス初心者の一ファンの独善的考えでは、どうにも解せないです。
【2007年3月14日:追記】
このタイミングでサンプラスとの練習を行えることから、逆に、本人はまったく記録更新について意識していなかったことも考えられますね。反対に、記録更新にそれだけ自信を持っていたとも考えられますが。
■テニスの神様がくれた敗戦を……
……すみません、フェデラーにはぜひ記録更新して欲しかったので(一フェデラーファンの勝手な願いです)、少し辛辣な内容になってしまいました……。独断と偏見が過ぎた文章になり、申し訳ございません。
前回記事『データで新世代を読む』をご覧いただければお分かりのとおり、フェデラーの2006年のマッチ数は95。大会に出まくっており疲れ知らずのストロークマシーンとも言われている、ロシアのダビデンコの94より多い数です。
怪我や故障などの予防という意味では、今回の初戦敗退は、ひょっとしたらテニスの神様からの贈り物だったのかもしれません。決勝まで進んでいたら、もしかしたら故障していたかもしれませんし……。連勝記録は、ローランギャロス → ウィンブルドン →USオープン → マスターズカップ → 全豪オープン の間で記録更新していけばよいと思います(笑)。
ロジャー、この初戦敗退の贈り物を大切に(いろんな意味で)!
▼P.S.
フェデラーのインタビューについては、Masters of the Gameさんの『IW 2回戦敗退後のフェデラーのインタビュー』に詳しく記載されています。
少し、面白かったインタビューのやり取りがありましたので、以下に引用させて頂きます。
パシフィック・ライフ・オープン2007にて、フェデラーがカニャスに5-7 2-6で敗北を喫しました。
足首のテーピングの調整やマメのケアなどタイムアウトでチェンジオブペースを図るも、流れを変えることはできなかったようです。連勝記録も41でストップ。
負けるときは初戦の傾向がある選手(どの選手にもいえますが……)ですし、相手が勢いに乗るカニャスということで一抹の不安もあったことは事実です。しかし、全豪オープン2007でゴンザレス相手に勝っていることもあって、正直、敗退するとは思っていませんでした。
さて。
フェデラー信者の方には申し訳ありませんが、少し、独断と偏見と思い込みで以下の文章を書かせて頂きます。ご了承ください。
■ロジャーの強さゆえの、余裕と弛緩
私はフェデラーファンですが、今回フェデラーには少しおごりがあったのではないかと思っています(もちろん、個人的な憶測の思い込みです。ご了承ください)。
おそらくフェデラーは、連勝記録に限らずいろんな記録を意識し、その更新を明確に狙っていると思います。そして、その記録への挑戦をプレッシャーとは感じずにモチベーションにしているプレイヤーだと思います(もちろん、個人的な憶測の思い込みです。ご了承ください)。そのこと自体は別によいと思います。すべからく、超一流の歴史に名を残すようなプレイヤーはそういう傾向があるでしょうし。
今回も、いつものように決勝戦にむけて調子のピークがくるよう調整していたと思います(もちろん、個人的な憶測の思い込みです。ご了承ください)。そのことも別によいでしょう。これまでそうして勝ってきています。
■この時期にサンプラスと練習の、なぜ?
しかし、パシフィック・ライフ・オープンの前にサンプラスと練習したというのは、どうかと思います。
・参考記事
blueの気ままにテニスBLOG
『フェデラーがサンプラスに勝利!?ブレーク問題の真相。。』
たとえ、休暇中であったとしても、IMGなどのエージェントの指示であったとしても、いつものルーティンからは大きく逸脱する行動だったはず。ロサンゼルスに滞在していた(サンプラスはビバリーヒルズ在住)という地理的条件もあったのでしょうけど、なぜ、このタイミングでサンプラスと練習する必要があったのでしょう……。個人的な憶測の思い込みですが、少し自身を取り巻くATPの現状におごりがあったのではないでしょうか?
ここは、例年どおりあるいはいつもと同じスケジュールを過ごし、パシフィック・ライフ・オープンを迎えて欲しかったです。個人的には、サンプラスとの練習は優勝後などにして欲しかった……(次のマイアミ大会の日程とのからみもあるでしょうけど)。今回のタイミングでのサンプラスとの練習は、テニス初心者の一ファンの独善的考えでは、どうにも解せないです。
【2007年3月14日:追記】
このタイミングでサンプラスとの練習を行えることから、逆に、本人はまったく記録更新について意識していなかったことも考えられますね。反対に、記録更新にそれだけ自信を持っていたとも考えられますが。
■テニスの神様がくれた敗戦を……
……すみません、フェデラーにはぜひ記録更新して欲しかったので(一フェデラーファンの勝手な願いです)、少し辛辣な内容になってしまいました……。独断と偏見が過ぎた文章になり、申し訳ございません。
前回記事『データで新世代を読む』をご覧いただければお分かりのとおり、フェデラーの2006年のマッチ数は95。大会に出まくっており疲れ知らずのストロークマシーンとも言われている、ロシアのダビデンコの94より多い数です。
怪我や故障などの予防という意味では、今回の初戦敗退は、ひょっとしたらテニスの神様からの贈り物だったのかもしれません。決勝まで進んでいたら、もしかしたら故障していたかもしれませんし……。連勝記録は、ローランギャロス → ウィンブルドン →USオープン → マスターズカップ → 全豪オープン の間で記録更新していけばよいと思います(笑)。
ロジャー、この初戦敗退の贈り物を大切に(いろんな意味で)!
▼P.S.
フェデラーのインタビューについては、Masters of the Gameさんの『IW 2回戦敗退後のフェデラーのインタビュー』に詳しく記載されています。
少し、面白かったインタビューのやり取りがありましたので、以下に引用させて頂きます。
“Q:ロッカールームではみんなあなたに何て言いました?
F:いや、僕が入って行っても、みんなあまり僕を見ないんだよね。(笑)”
こんなに勝ちまくっていると、驕ってきてしまうのは仕方ないのかもね。
でも、カニャスのことは甘く見ていたんでしょう。
私もインタビュー、読みました。
きっと他のプレーヤー、“残念だったね”なんて声をかけようにも、思わずにんまりしてしまうので、彼を避けてたのかも。(笑)
紹介されていた、インタビュー見ました。
凄いなぁ~ ちゃんと答えてるじゃない・・・
まけて、ぶすっとしている人は嫌いだけど、ここまできちんと答えるなんて・・・自分に自信がなきゃぁできないわね・・・
改めて、凄い人だなぁ~と・・・
この記事にはコメントつかないと思っていました……f(^^;)。
驕りという言葉は、刺激的過ぎたかもしれません。適度な余裕が弛緩へと移り変わる、汽水域に入っていたと表現すればよかったのかもしれませんね。それに、単に調子が悪かっただけという可能性もありますし。
どちらにせよ、たまに負けるのが普通の状態であり(ナダルのように)、今のいびつなパワーバランス状況(想像を絶するフェデラーのパフォーマンス)は異常だとは思います。
カニャスは……、これも個人的な思い込みですが「マスターズシリーズ前に、サンプラスとはいえ引退したロートルと親交を深めつつ練習してきやがって」と、自身のこれまでの鬱屈と合わさって気合が入ったのかもしれませんね。穿ちすぎでしょうか。
フェデラーのインタビューの最後のコメント、それを読むかぎり、フェデラーは自身の状況を冷静に分析把握してメンタルをいち早く切り替えられていることがうかがえますね。敗北を受け入れられなければ、ロッカールームの周囲の状況なんて分からないでしょうしf(^^;)。
インタビューは、プロの選手は基本的にちゃんと答えるものと私は考えていますf(^^;)。それが、テニス史上に残るトップ選手ならなおさらです。なかには、ちゃんと答えない選手もいますが……f(^^;)。
ただ、私は感情が態度や顔に出る直情的な選手のほうが、どちらかというと好きです。サフィンとかですね。インタビューすっぽかしたり……。インタビューで本心を言う選手はあまりいませんしね(中にはいますがf(^^;))。でも、サフィンなどはけっこう、本心が見えるので好感が持てます(インタビューをすっぽかしたりf(^^;))。
個人的な見解として、インタビューでその選手の人間性が100%分かるとは、私は考えていません。フェデラーのことを表も裏も理解しているのは、両親とミルカさんぐらいでしょう。私はフェデラーファンですが、盲信はしません。フェデラーは偶像でもありませんし。ファンですが、適度な距離とバランスをとっていきたいと考えています。
とはいえ、あのインタビューはすごいと思います。想定外の負けを喰らっても、ロッカールームでの周囲の状況を冷静に把握していたことが読み取れますしね(ただし、インタビュー自体はダブルス後)。
とにかく、たまに負けるのが普通の状況ですf(^^;)。やっと普通の状況になったともいえます。『次のフェデラー』を、期待して待つことにします。
blueの気ままにテニスBLOGさんでも、別のインタビュー? について記載されています。ご参考に。
http://blog.livedoor.jp/bluejp1/archives/50772235.html