2011年11月06日
錦織、今季勝率95.5%の世界1位ジョコビッチを破りATP500決勝進出
おつかれさまです。ふぇでらです。
スイス・インドア(バーゼル)2011。錦織が、今季勝率95.5%の世界1位ジョコビッチ(ただし右肩不調)を破りATP500クラス大会の決勝へ進出しました。決勝カードは、フェデラー vs 錦織です。これで、今季最新のジョコビッチの勝率は94.36%(67勝4敗)。ちなみにフェデラーは、2005年の勝率が95.29%(81勝4敗)、2006年の勝率は94.84%(92勝5敗)、2007年のそれは88.31%(68勝9敗)。
●スイス室内で錦織が金星、世界1位ジョコビッチ下す
[ロイター]
●錦織大金星 ジョコビッチ逆転[日刊スポーツ]
●錦織 日本人初の大金星!世界ランク1位撃破で決勝進出
[スポニチ]
●錦織、世界1位のジョコビッチ破り決勝へ[asahi.com]
●逆転の錦織、ガッツポーズ ジョコビッチは右肩負傷
[MSN産経]
●錦織がジョコビッチ破り決勝進出 フェデラーと対戦
[tennis365.net]
●錦織圭、世界一ジョコビッチに勝つ! [@nifty]
私自身はとくに熱心な錦織ファンというわけでもないのですが(フェデラーとマレーのファン)、さすがにこの勝利には興奮を隠せません。未だに半ば信じられませんし、率直に言って世界(テニス観)が変わった気がします。誤解を恐れずやや誇大気味に表現すれば、歴史が動いた気すらしているほどです。
短期間ツアー休養していたとはいえ、右肩や肘の怪我をしていたとはいえ、今季勝率95.5%の世界1位ジョコビッチを日本人選手が破る、それも準決勝で、という事実は強烈です。日本人でもATPツアートップと互角の戦いをできるという認識が自分の中に明確に芽生えてしまった以上、国内プロや国内の大会はメジャーリーグに対するプロ野球的な位置づけでなく、もはや社会人野球的な位置づけでしか見れなくなりそうな予感です。
ATP公式サイトでもニュースに。
●Nishikori Stuns World No. 1 Djokovic
In Basel Semi-finals[ATP]
ジョコビッチ公式サイトでも。
●Nole falls to Nishikori in Basel[Djokovic Official]
試合自体につきましては、素人がGAORAにてTV観戦していた限り、一般テニスプレーヤーとしては以下のように感じました。
まず1セット目は、錦織の動きもショットフィーリングも悪く、緊張もあってかジョコビッチのプレーやショットになかなかアジャストできていないような印象で、ジョコビッチに横綱相撲的にセットを献上してしまった印象です。1セット目を観ている限り、錦織のプレーレベル的な素養は遜色無いように見えつつも総合的にはやはりジョコビッチが上、と感じました。
ただし、2セット目にはいってジョコビッチの肩や肘の状態の悪さが表面化。それに付随してジョコビッチの全体的なプレーレベルが目に見えて落ちて行きました。それでもまだジョコビッチが勝つような雰囲気があったのですが、後半から錦織がジョコビッチのプレーにフィットしだし、要所要所でウィナーが決まり流れを掴みます。その勢いで、タイブレークを制しました。ここは紙一重の攻防だったと思います。肩の調子が悪く自信を持てないジョコビッチは、ショット精度も低下して多少の苛立ちを漂わせているように見えました。ここを錦織がきっちりととれたのはさすがというほかありません。
3セット目は、ジョコビッチのメンタルやモチベーションがかなり低下しているように見えました。逆に言えば、そうなってしまうほど肩の不調の影響が(心理的にも)大きかったのでしょう。対して錦織は、1~2セット目ではまったく決まらず苦笑いすら見せていたフォアに振られたときのランニング気味のアングルショットなどが決まりだし、完全にジョコビッチのプレーと噛みあうように。全体的にストローク戦でジョコビッチを圧倒していました。ジョコビッチのフィジカルとそれに付随するメンタルの低下もあって、錦織が3セット目を取ったわけですが、それでも6-0で取ってしまう錦織は勝負師としても流石と思います。
これで錦織は、フェデラーと決勝戦で戦うことに。錦織がマレーと戦った時の過去記事『上海マスターズ2011 準決勝、マレー vs 錦織』(2011年10月16日)で述べた、未だ対戦を果たしていないTOP4最後の一人であるフェデラーとの対戦が、この短期間でもう実現してしまうとは……。改めて、錦織の持っているものの大きさを再認識しています。
フェデラーがどういう戦術で錦織に対するか、いまからGAORA放送が楽しみです。いやぁ~、これはもう来年に向けてTVをブラウン管からフルHDの4倍速LED液晶に変えろという天啓でしょうか(:.;゚;Д;゚;.:)ハァハァ。
スイス・インドア(バーゼル)2011。錦織が、今季勝率95.5%の世界1位ジョコビッチ(ただし右肩不調)を破りATP500クラス大会の決勝へ進出しました。決勝カードは、フェデラー vs 錦織です。これで、今季最新のジョコビッチの勝率は94.36%(67勝4敗)。ちなみにフェデラーは、2005年の勝率が95.29%(81勝4敗)、2006年の勝率は94.84%(92勝5敗)、2007年のそれは88.31%(68勝9敗)。
●スイス室内で錦織が金星、世界1位ジョコビッチ下す
[ロイター]
●錦織大金星 ジョコビッチ逆転[日刊スポーツ]
●錦織 日本人初の大金星!世界ランク1位撃破で決勝進出
[スポニチ]
●錦織、世界1位のジョコビッチ破り決勝へ[asahi.com]
●逆転の錦織、ガッツポーズ ジョコビッチは右肩負傷
[MSN産経]
●錦織がジョコビッチ破り決勝進出 フェデラーと対戦
[tennis365.net]
●錦織圭、世界一ジョコビッチに勝つ! [@nifty]
私自身はとくに熱心な錦織ファンというわけでもないのですが(フェデラーとマレーのファン)、さすがにこの勝利には興奮を隠せません。未だに半ば信じられませんし、率直に言って世界(テニス観)が変わった気がします。誤解を恐れずやや誇大気味に表現すれば、歴史が動いた気すらしているほどです。
短期間ツアー休養していたとはいえ、右肩や肘の怪我をしていたとはいえ、今季勝率95.5%の世界1位ジョコビッチを日本人選手が破る、それも準決勝で、という事実は強烈です。日本人でもATPツアートップと互角の戦いをできるという認識が自分の中に明確に芽生えてしまった以上、国内プロや国内の大会はメジャーリーグに対するプロ野球的な位置づけでなく、もはや社会人野球的な位置づけでしか見れなくなりそうな予感です。
ATP公式サイトでもニュースに。
●Nishikori Stuns World No. 1 Djokovic
In Basel Semi-finals[ATP]
ジョコビッチ公式サイトでも。
●Nole falls to Nishikori in Basel[Djokovic Official]
試合自体につきましては、素人がGAORAにてTV観戦していた限り、一般テニスプレーヤーとしては以下のように感じました。
まず1セット目は、錦織の動きもショットフィーリングも悪く、緊張もあってかジョコビッチのプレーやショットになかなかアジャストできていないような印象で、ジョコビッチに横綱相撲的にセットを献上してしまった印象です。1セット目を観ている限り、錦織のプレーレベル的な素養は遜色無いように見えつつも総合的にはやはりジョコビッチが上、と感じました。
ただし、2セット目にはいってジョコビッチの肩や肘の状態の悪さが表面化。それに付随してジョコビッチの全体的なプレーレベルが目に見えて落ちて行きました。それでもまだジョコビッチが勝つような雰囲気があったのですが、後半から錦織がジョコビッチのプレーにフィットしだし、要所要所でウィナーが決まり流れを掴みます。その勢いで、タイブレークを制しました。ここは紙一重の攻防だったと思います。肩の調子が悪く自信を持てないジョコビッチは、ショット精度も低下して多少の苛立ちを漂わせているように見えました。ここを錦織がきっちりととれたのはさすがというほかありません。
3セット目は、ジョコビッチのメンタルやモチベーションがかなり低下しているように見えました。逆に言えば、そうなってしまうほど肩の不調の影響が(心理的にも)大きかったのでしょう。対して錦織は、1~2セット目ではまったく決まらず苦笑いすら見せていたフォアに振られたときのランニング気味のアングルショットなどが決まりだし、完全にジョコビッチのプレーと噛みあうように。全体的にストローク戦でジョコビッチを圧倒していました。ジョコビッチのフィジカルとそれに付随するメンタルの低下もあって、錦織が3セット目を取ったわけですが、それでも6-0で取ってしまう錦織は勝負師としても流石と思います。
これで錦織は、フェデラーと決勝戦で戦うことに。錦織がマレーと戦った時の過去記事『上海マスターズ2011 準決勝、マレー vs 錦織』(2011年10月16日)で述べた、未だ対戦を果たしていないTOP4最後の一人であるフェデラーとの対戦が、この短期間でもう実現してしまうとは……。改めて、錦織の持っているものの大きさを再認識しています。
フェデラーがどういう戦術で錦織に対するか、いまからGAORA放送が楽しみです。いやぁ~、これはもう来年に向けてTVをブラウン管からフルHDの4倍速LED液晶に変えろという天啓でしょうか(:.;゚;Д;゚;.:)ハァハァ。
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