2011年09月14日
USオープン2011、ジョコビッチ優勝後を素人夢想
おつかれさまです。ふぇでらです。
USオープン2011、前年覇者のナダルとの激戦を制し優勝カップを手にしたのはジョコビッチとなりました。これで、今年は全豪・全英・全米と一気にグランドスラム3つを制覇。キャリアグランドスラムまであと全仏のみ。それどころか、2012年の全豪・全仏を制して年またぎの年間グランドスラム達成、あるいはオリンピック金メダルも加えた、シュテフィ・グラフ以来の年間ゴールデン・スラム達成(年またぎのですが)も視野に入ってきている状態です。
●ジョコビッチがナダル破り初優勝[tennis365.net]
●ジョコビッチの獲得賞金額の史上最高額を更新
[tennis365.net]
●全米2011 DAY15でひとりごと ジョコビッチ全米初制覇
[テニをはまるまるムし]
●ジョコビッチがまたもナダルを下して優勝、今季三冠達成
[テニスナビ]
●ジョコビッチが全米初制覇! 全盛時代の確立へ
[WOWOW]
今年のこれまでのジョコビッチの戦績(GS3大会制覇、現時点で年間64勝2敗)をみるに、一過性の調子の良さではなく確実に感覚をつかみ実力として維持できていることが伺えるのではないでしょうか。つまり、“今年はジョコビッチの年”ではなく、“今年から ~”と言っても過言ではないような気がします。おそらく、今後のテニス雑誌の技術特集では、ジョコビッチ絡みのものがどんどん増えてくるのでしょうね。“ジョコビッチのように逆クロスを打つ方法”とか“ジョコビッチに学ぶドロップショットの仕掛け方”、“ベースラインから支配する ~現代最新テニスの両サイドストローク展開方法~”など。
フェデラーが年間でGS3大会制覇したのは2004年(23歳時)が最初。そして、年間成績で81勝4敗(勝率0.953)を叩き出したのが2005年(24歳時)です。ちなみに2006年には92勝5敗で勝率0.949。ナダルが年間GS3大会制覇したのは2010年(24歳時。ただし年間GS複数大会制覇したのは2008年の22歳時から。全仏と全英)。……で、2011年に年間GS3大会制覇とあいなったジョコビッチは今年24歳。ナダルは少し特殊なので別枠として、フェデラーが現時点までパフォーマンスを少なからず維持できていることを考えると、ジョコビッチもあと4年~5年は現在のプレーレベルおよび戦績を持続できるような気が、個人的にはしています。
まさしく、『ジョコビッチは皇帝と王者の子か』(2007年08月13日)の記事当時の夢想が現実になったわけですが、こうなると、キャリアグランドスラム達成もにわかに現実味を帯びてくると考えられます。もし仮にジョコビッチが残りの全仏(ローランギャロス)を制覇したとすると、ATPツアーにおいてキャリアグランドスラム達成者が3人同時期にトップ争いをするという、なんともエクストリームな状況に。いやはやすごい時代になりました(まだ少し気が早い話ですが)。
これといったプレースタイルの特徴や偏りがなく、まさしく現代版正統派といったオールラウンドな王道プレーをするジョコビッチ。ショットの精度も高く(おそらくこれが一番大きい?)、故に、明確な穴がなくどんなプレースタイルの相手に対しても苦にせずとるべき戦術にブレも破綻もないように見受けられます。したがって、何故か最後には勝利してしまうという……。ジョコビッチの負けるシーンが、自滅か相手の神懸かり以外にどうしても思い浮かばないほどです。先にフラット系ショットで左右に展開させつつドロップショットを混ぜるなどすれば……と素人的に思うのですが、そもそもその戦術はジョコビッチが最も得意とするところ。もはや素人目には、フォアのスライスなどで撹乱するぐらいしか対抗策が思いつきません。マッケンローが持つ年間勝率.965という記録も、今年一気にステージを上げて年間64勝2敗としまだ相手に充分に研究する暇を与えていない分、破る可能性は高いように感じます。
今後、少なくとも4~5年は今のプレーレベルないしは戦績水準を維持すると思われるジョコビッチ。個人的に今後のジョコビッチ対抗馬最右翼と思っているのは、フェデラー(とあるいはマレー)は当然として、現在手首手術明けで伏竜状態のデルポトロです。今年23歳ですので、今後1~2年の間にプレーレベルがピーク付近へシフトすることが予想され、ナダル、フェデラー、マレーと共に時間差でジョコビッチ追撃陣を形成するような気がします。もちろん、フィジカルやなんらかの感染症もジョコビッチ独走阻害要因たりえると思われます。
ジョコビッチが一時期のフェデラーのように君臨する可能性も高いでしょうけれど、いちテニスファンとしては、マレー・ナダル・フェデラー・ジョコビッチと、4つのGSですべて優勝者が違う超白熱した2012年ATPツアーの実現を、今から密かに期待しております。
USオープン2011、前年覇者のナダルとの激戦を制し優勝カップを手にしたのはジョコビッチとなりました。これで、今年は全豪・全英・全米と一気にグランドスラム3つを制覇。キャリアグランドスラムまであと全仏のみ。それどころか、2012年の全豪・全仏を制して年またぎの年間グランドスラム達成、あるいはオリンピック金メダルも加えた、シュテフィ・グラフ以来の年間ゴールデン・スラム達成(年またぎのですが)も視野に入ってきている状態です。
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今年のこれまでのジョコビッチの戦績(GS3大会制覇、現時点で年間64勝2敗)をみるに、一過性の調子の良さではなく確実に感覚をつかみ実力として維持できていることが伺えるのではないでしょうか。つまり、“今年はジョコビッチの年”ではなく、“今年から ~”と言っても過言ではないような気がします。おそらく、今後のテニス雑誌の技術特集では、ジョコビッチ絡みのものがどんどん増えてくるのでしょうね。“ジョコビッチのように逆クロスを打つ方法”とか“ジョコビッチに学ぶドロップショットの仕掛け方”、“ベースラインから支配する ~現代最新テニスの両サイドストローク展開方法~”など。
フェデラーが年間でGS3大会制覇したのは2004年(23歳時)が最初。そして、年間成績で81勝4敗(勝率0.953)を叩き出したのが2005年(24歳時)です。ちなみに2006年には92勝5敗で勝率0.949。ナダルが年間GS3大会制覇したのは2010年(24歳時。ただし年間GS複数大会制覇したのは2008年の22歳時から。全仏と全英)。……で、2011年に年間GS3大会制覇とあいなったジョコビッチは今年24歳。ナダルは少し特殊なので別枠として、フェデラーが現時点までパフォーマンスを少なからず維持できていることを考えると、ジョコビッチもあと4年~5年は現在のプレーレベルおよび戦績を持続できるような気が、個人的にはしています。
まさしく、『ジョコビッチは皇帝と王者の子か』(2007年08月13日)の記事当時の夢想が現実になったわけですが、こうなると、キャリアグランドスラム達成もにわかに現実味を帯びてくると考えられます。もし仮にジョコビッチが残りの全仏(ローランギャロス)を制覇したとすると、ATPツアーにおいてキャリアグランドスラム達成者が3人同時期にトップ争いをするという、なんともエクストリームな状況に。いやはやすごい時代になりました(まだ少し気が早い話ですが)。
これといったプレースタイルの特徴や偏りがなく、まさしく現代版正統派といったオールラウンドな王道プレーをするジョコビッチ。ショットの精度も高く(おそらくこれが一番大きい?)、故に、明確な穴がなくどんなプレースタイルの相手に対しても苦にせずとるべき戦術にブレも破綻もないように見受けられます。したがって、何故か最後には勝利してしまうという……。ジョコビッチの負けるシーンが、自滅か相手の神懸かり以外にどうしても思い浮かばないほどです。先にフラット系ショットで左右に展開させつつドロップショットを混ぜるなどすれば……と素人的に思うのですが、そもそもその戦術はジョコビッチが最も得意とするところ。もはや素人目には、フォアのスライスなどで撹乱するぐらいしか対抗策が思いつきません。マッケンローが持つ年間勝率.965という記録も、今年一気にステージを上げて年間64勝2敗としまだ相手に充分に研究する暇を与えていない分、破る可能性は高いように感じます。
今後、少なくとも4~5年は今のプレーレベルないしは戦績水準を維持すると思われるジョコビッチ。個人的に今後のジョコビッチ対抗馬最右翼と思っているのは、フェデラー(とあるいはマレー)は当然として、現在手首手術明けで伏竜状態のデルポトロです。今年23歳ですので、今後1~2年の間にプレーレベルがピーク付近へシフトすることが予想され、ナダル、フェデラー、マレーと共に時間差でジョコビッチ追撃陣を形成するような気がします。もちろん、フィジカルやなんらかの感染症もジョコビッチ独走阻害要因たりえると思われます。
ジョコビッチが一時期のフェデラーのように君臨する可能性も高いでしょうけれど、いちテニスファンとしては、マレー・ナダル・フェデラー・ジョコビッチと、4つのGSですべて優勝者が違う超白熱した2012年ATPツアーの実現を、今から密かに期待しております。
もしぼくの意見が気に障るようでしたら申し訳ありません。
でも、ちょっと言いたいので言わせてください・・・
僕はどうにもジョコビッチが好きません。
プレーだけ見たら素晴らしい選手なんですけども。
そもそも人間的にフェデラーやナダルに遥かに劣っていると思うんです。
今回の決勝でジョコビッチがとった「タイムアウト」はよく専門家に指摘されている「戦略的タイムアウト」ではなかったでしょうか?
自分に流れが傾いてからは全く体に痛みがあるようなそぶりは見せませんでした。
それにポイントをとった後、「そら、やったぜ!」と言わんばかりにドヤ顔するのがめちゃめちゃ腹立ちます。
なんだか完全な愚痴になってしまいました。
改めて申し訳ありません・・・
いろんな評価や印象があってもいいと思います。なお、ジョコビッチは好きなプレーヤではありますが別にファンというわけではありません。
そもそも、選手の人間性や性格なんて本当のところは、他の人間、しかもTV越しのファン、それも人種や文化の違う者には、分かりませんし。選手の家族にしか分からないと思います。
フェデラーやマレーのファン(ただし、生涯グランドスラム達成後に燃え尽きた)ですが、彼の本当の人間性や性格にしても、私はよく知りません。
なので純粋にプレーだけを楽しんでいます。とはいえ、フェデラーのマッチポイントでフルショットリターンエースを奪った後の観客を煽る行動は「……^_^;」と思いましたが。でもあれが、ジョコビッチのキャラであり個性なのだと思います。
タイムアウトも、ルールで認められている以上は故意でも必然でもどうしようもないと思います。常に白帯狙ってコードボールでインでポイントとるプレーヤーが現れて年間100勝0敗しても、ルールで認められている以上、どうしようもないですし。ただ、そのプレースタイルを好きになるかどうかは別です。否定はしないというだけです。
まとめると、そのテの選手は度が過ぎるといずれファンに淘汰されていくと思われます。なので、自然に落ち着くところに落ち着くと思われます。ファンも選手も。
精神的な駆け引きも含めてプロと理解するべきかと。。。
ってか、ゴンザレスとかは煽り過ぎです。w
私の個人的な見解は、タイムアウトが故意か必然かは第3者には本当のところがわからない以上、戦略的かどうかの議論には生産性がなく、そのプレーヤーの人間性へ相関させるのも飛躍がありすぎる、です。
ルールは絶対遵守である以上、ルールの範囲内ならそれが戦略的であろうと文句は言えませんし。
ただ、ルールとマナーは違うことも承知しており、マナーの面については選手間およびファンの世論によって調整&合意形成が進み、したがって、タイムアウトのとり方や頻度もやがては落ち着くべきところに落ち着いていく、と考えています(例: ナダルの遅延行為がずいぶん改善された、ジョコビッチのサービストス前のボールバウンドの回数が数年前と比べて激減している)。
そういう意味で、自分の価値観においてマナーを大きく逸脱していると思われる選手を糾弾するのも大きなバランスの中では必要と思いますし、否定はしません。
今の考えとは違うかもしれませんが、以前(2008年時点)の見解は以下に記してあります。
ttp://fedelat.blog.tennis365.net/archives/article/136156.html