2010年02月14日
今更、全豪オープン2010の決勝戦雑感
おつかれさまです。ふぇでらです。
Australian Open Tennis Championships(全豪オープン)2010。決勝戦は、フェデラーが6-3 6-4 7-6(13-11)でマレーを破り今大会4度目の優勝、グランドスラムタイトル通算16個目とし最多記録を続伸、終わってみれば予定調和的と形容せざるをえない結果となりました。
●Australian Open Tennis Championships 2010
●フェデラーが16度目のグランドスラム制覇[tennis365.net]
●全豪オープン2010 男子シングルスドロー[tennis365.net]
私はフェデラーファンですが、フェデラーが全仏を制覇し生涯グランドスラム達成した時点で個人的にやや燃え尽きており、したがって、今回は2006年から注目し好きな選手の一人であるマレー(マリー)を応援しておりました。
決勝戦のフェデラー対マレー戦のMatch Statisticsは下図のとおりです。
同じ1987年生まれのジョコビッチはGS優勝回数が1、1986年生まれのナダルはGS優勝回数が6、1988年生まれのデルポトロはGS優勝回数が1という状況の中、マレー(マリー)はUSオープン2008で準優勝、そして今回の全豪オープン2010でも準優勝という残念な結果に。
今回、久々にフェデラー以外の選手を、それも対フェデラー戦で、しかもグランドスラム決勝戦で応援し、久しぶりに感情移入して試合を観ることができました(普段フェデラーを応援していても、半ば達観した精神状態で観戦しているのでf(^^;)。対ナダル戦は別ですが)。しかし、まさか今回もストレートで負けるとは……。今対戦前の両者の対戦成績は6勝4敗でマレーが勝ち越している(今回対戦で6勝5敗に)とはいえ、マレーがフェデラーに勝利しているのは、フェデラーがウイルス性疾患に罹患中のときや腰などのフィジカルに問題を抱えていたときのものなのであまり参考にならないとは思っていたのですが、こうもあっさりと(;´д⊂)……。
率直に言って、非常に忸怩たる想いですf(^^;)。同時に、いろいろなことに気づかされました。たとえば、自分の傲慢さです。私はフェデラーファンとしては中立かつややシニカルな視点で応援していたつもりだったのですが、利己的な思い違いも甚だしかったのではないかと。フェデラーがGSで16回優勝したという事は、少なくとも16回は他の選手やその選手のファンの夢や希望を容赦なく打ち砕いてきたという事に他ならず、そのいわば残酷なスポーツの現実を、今回図らずとも改めて思い知りました。
そして、現段階で16回も優勝している(そしておそらく35歳までプレーするとして少なくとも32歳まではGSの優勝戦線に絡み、通算優勝回数20もあながち夢ではない)フェデラーの強さに、ある種異様なアンバランスさを感じると共に、現在の彼の境遇(ある種の孤独さ?)に関して改めて畏敬の念も抱かざるを得ない心境です。正直、怖いくらいです……。
フェデラーは客観的にみてプレーの調子が良いように見えましたし、逆にマレーは足の状態が気になるのかメンタルの切り替えにやや鈍し、攻撃展開力も発揮できなかった(逆に言えば、フェデラーがマレーに攻撃する隙を与えなかった)のが、非常に残念です。特に、2セット目の前半は、労せずして流れでフェデラーにゲームを献上したようにすら見えました(;´д⊂)。
そしてフェデラーに対して言いようの無い苛立ちを覚えたのは、そのショットチョイス。素人の意見ではありますが、2セット目の前半のフェデラーのプレーは、マレー応援視点でみると非常に小憎たらしかったですf(^^;)。戦術的に有利にポイントを取るためのショットチョイスではなく、マレーのメンタルを逆なでしズタズタに叩きのめすことを優先した(つまり戦術ではなく戦略を優先した)ショットメイキングが多かったような印象でした。対戦相手として見て初めて、フェデラーという選手の強さ(局面における熟達さ・いやらしさ)を、いやというほど理解できましたf(^^;)。
……と、あまりいろいろ書きますと、フェデラーファンとしてダークサイドに堕ちそうなので話題を変えます(;´Д`)ハァハァ。
マレーは今回も準優勝となったわけではありますが、直近数年のグランドスラム決勝戦でフェデラーと2回以上対戦している数少ない選手でもあります(他にはナダルぐらい。直近5年間ならばロディックぐらい)。ですので、意気消沈したり「フェデラーと同じように泣く事はできても、彼のようにプレーすることはできなかった」というコメントを残したりせず、ウィンブルドン2010優勝に向けてベストを尽くしてほしいと切に願っております。
最後に、マレーの今大会準決勝のチリッチ戦およびスーパーショットを埋め込んでおきます(゚ー^*)dグッ!。
Australian Open Tennis Championships(全豪オープン)2010。決勝戦は、フェデラーが6-3 6-4 7-6(13-11)でマレーを破り今大会4度目の優勝、グランドスラムタイトル通算16個目とし最多記録を続伸、終わってみれば予定調和的と形容せざるをえない結果となりました。
●Australian Open Tennis Championships 2010
●フェデラーが16度目のグランドスラム制覇[tennis365.net]
●全豪オープン2010 男子シングルスドロー[tennis365.net]
私はフェデラーファンですが、フェデラーが全仏を制覇し生涯グランドスラム達成した時点で個人的にやや燃え尽きており、したがって、今回は2006年から注目し好きな選手の一人であるマレー(マリー)を応援しておりました。
決勝戦のフェデラー対マレー戦のMatch Statisticsは下図のとおりです。
同じ1987年生まれのジョコビッチはGS優勝回数が1、1986年生まれのナダルはGS優勝回数が6、1988年生まれのデルポトロはGS優勝回数が1という状況の中、マレー(マリー)はUSオープン2008で準優勝、そして今回の全豪オープン2010でも準優勝という残念な結果に。
今回、久々にフェデラー以外の選手を、それも対フェデラー戦で、しかもグランドスラム決勝戦で応援し、久しぶりに感情移入して試合を観ることができました(普段フェデラーを応援していても、半ば達観した精神状態で観戦しているのでf(^^;)。対ナダル戦は別ですが)。しかし、まさか今回もストレートで負けるとは……。今対戦前の両者の対戦成績は6勝4敗でマレーが勝ち越している(今回対戦で6勝5敗に)とはいえ、マレーがフェデラーに勝利しているのは、フェデラーがウイルス性疾患に罹患中のときや腰などのフィジカルに問題を抱えていたときのものなのであまり参考にならないとは思っていたのですが、こうもあっさりと(;´д⊂)……。
率直に言って、非常に忸怩たる想いですf(^^;)。同時に、いろいろなことに気づかされました。たとえば、自分の傲慢さです。私はフェデラーファンとしては中立かつややシニカルな視点で応援していたつもりだったのですが、利己的な思い違いも甚だしかったのではないかと。フェデラーがGSで16回優勝したという事は、少なくとも16回は他の選手やその選手のファンの夢や希望を容赦なく打ち砕いてきたという事に他ならず、そのいわば残酷なスポーツの現実を、今回図らずとも改めて思い知りました。
そして、現段階で16回も優勝している(そしておそらく35歳までプレーするとして少なくとも32歳まではGSの優勝戦線に絡み、通算優勝回数20もあながち夢ではない)フェデラーの強さに、ある種異様なアンバランスさを感じると共に、現在の彼の境遇(ある種の孤独さ?)に関して改めて畏敬の念も抱かざるを得ない心境です。正直、怖いくらいです……。
フェデラーは客観的にみてプレーの調子が良いように見えましたし、逆にマレーは足の状態が気になるのかメンタルの切り替えにやや鈍し、攻撃展開力も発揮できなかった(逆に言えば、フェデラーがマレーに攻撃する隙を与えなかった)のが、非常に残念です。特に、2セット目の前半は、労せずして流れでフェデラーにゲームを献上したようにすら見えました(;´д⊂)。
そしてフェデラーに対して言いようの無い苛立ちを覚えたのは、そのショットチョイス。素人の意見ではありますが、2セット目の前半のフェデラーのプレーは、マレー応援視点でみると非常に小憎たらしかったですf(^^;)。戦術的に有利にポイントを取るためのショットチョイスではなく、マレーのメンタルを逆なでしズタズタに叩きのめすことを優先した(つまり戦術ではなく戦略を優先した)ショットメイキングが多かったような印象でした。対戦相手として見て初めて、フェデラーという選手の強さ(局面における熟達さ・いやらしさ)を、いやというほど理解できましたf(^^;)。
……と、あまりいろいろ書きますと、フェデラーファンとしてダークサイドに堕ちそうなので話題を変えます(;´Д`)ハァハァ。
マレーは今回も準優勝となったわけではありますが、直近数年のグランドスラム決勝戦でフェデラーと2回以上対戦している数少ない選手でもあります(他にはナダルぐらい。直近5年間ならばロディックぐらい)。ですので、意気消沈したり「フェデラーと同じように泣く事はできても、彼のようにプレーすることはできなかった」というコメントを残したりせず、ウィンブルドン2010優勝に向けてベストを尽くしてほしいと切に願っております。
最後に、マレーの今大会準決勝のチリッチ戦およびスーパーショットを埋め込んでおきます(゚ー^*)dグッ!。
フェデラーは多分勝つだろうと思ってはいたけれど、
やっぱり勝つところが凄いです。
マレーはそれでも以前に比べ、確実に進化しているし
アディダスのウェアを着るようになって
だいぶ、アグレッシブなイメージになってきた気がします。
今年はきっとGSで1勝するのではないでしょうか?
現状に満足せず、勝利を積み重ねていくのはやはり凄いです。
個人的に、フェデラーは根本的には極度の負けず嫌いな(ゆえにトップになれる)性格だと推測していますが、そのことも好影響を与えているのだと思います。
ゴールが見えると脳が妥協しはじめるらしいですが、フェデラーには関係の無い話のようですf(^^;)。
ttp://plaza.rakuten.co.jp/keishinkan/diary/201002130000/
マレーは、言うほど簡単じゃないですが、もう少し攻撃比率を高めていってほしいところ。個々人のプレースタイルなので一概には言えませんが、そこが、デルポトロとマレーの差ではとも思っていますf(^^;)。
今年GSでマレーが1勝するなら、ウィンブルドン決勝戦でフェデラー相手に勝利してほしいところ(;´Д`)ハァハァ。