2006年10月01日
テニス星人も注目、１０月２２日
Ｙ「どうだ、Ｏ？ 我々の特派員エージェントの様子に変わりはないか？ (Y)o￥o(Y)」
Ｏ「はい、課長。初めての来日だが問題はない、添田選手との練習も無事終了した、との報告を受けています(ΘoΘ)」
ここは、テニス星からの地球担当広報宇宙船。Ｙは地球担当課長で、Ｏはその部下だ。地球におけるテニス普及のため、日夜マーケティング戦略を練っている。何年かに一度、テニス星から特派員を派遣しプレーさせ、競技レベルと知名度の向上を図っているのもその一環だ。近年は一気に、ＦとＮの２名を派遣させている。そのかいあってか、かなり全体のレベルを向上させることができた（最近は、バレないように少しレベルを下げてもらっている）。
そのＦがテニス星の戦略方針に従って日本のＡＩＧオープンに初参戦のため、サポートとして広報宇宙船も日本上空に来ていた。
Ｏ「しかしシリウス星系とベガ星系のやつらはうまくやっていますね。それにくらべ我々は……(ΘoΘ)」
Ｙ「サッカー星と野球星か……。確かにな。我々の日本戦略は少し後手にまわった(Y)o￥o(Y)」
Ｏ「日本ではフェデラー来日もメディアにはあまり流れていません(ΘoΘ)」
Ｙ「実際、やつらはうまく地球のテクノロジーの進歩をリサーチしているよ。ネットワークの進歩に合わせて上手い具合にナカタ、イチローを日本に派遣し人気を煽っている(Y)o￥o(Y)」
Ｏ「本星の議会方針で、日本は競技人口増加を優先して展開していきましたからねぇ(ΘoΘ)」
Ｙ「偉い人には現場のことなど分からんよ。ただ、今日本で面白いことが行われようとしているらしい。テニス量子コンピュータＡ.Ｉ.『ＡＣＥ』が見つけ出してきた情報を見てみろ(Y)o￥o(Y)」
Ｏ「画像をクリックしてと……。へぇ、『Tennis Fellows 240』というイベントですか。地球人にしては、よいロゴデザインですね(ΘoΘ)」
Ｙ「うむ。Ｆｅｌｌｏｗｓという英語スペルで日本語の夢という漢字を形作っている(Y)o￥o(Y)」
Ｏ「しかし課長、どこにでもある、普通のテニスイベントのような気がするのですが(ΘoΘ)」
Ｙ「ばかものっ、だからお前は主任になれないのだ！ 周辺情報を収集分析してみろ(Y)o￥o(Y)」
Ｏ「は、はいっ(ΘoΘ)」
Ｏは内心、ナダルが全米で怪我をしたことを本星のＳ部長から叱責されたからといって自分にあたらないでほしいものだと毒づきながらも『ＡＣＥ』を使い周辺情報の分析をはじめた。『ＡＣＥ』は本星の全星系統合システムおよび他の星系の広報船ともデータリンクされており、無論、地球に１３個あるルートサーバやGoogle（実はイプシロン星人の資本が入っている）とも繋がっている。Ｏはちらりと時計を見た。すでに勤務時間を過ぎている。今日もまたサービス残業かと思うと憂鬱になった。いきおい、キーボードの打鍵も荒くなる。業務が終わったら自分のブログ、鬼課長日記にグチをＵＰするとしよう。Ｏは疲れた顔でそっとほくそえんだ。
情報がいくつか出てくる。
主なものは、Tennis Fellows 240を企画主催する西尾茂之のブログ『ちょい不良オヤジ・西尾茂之の辛口ｂｌｏｇ』の情報だった。
2006年08月26日の記事『10月22日のイベントについて』を読み、Ｏはうなった。
内容はこうだ。
『テニス愛好家は野球、ゴルフを上回る1000万人と言われている。しかし最近では新聞、テレビの番組に取り上げられることは少ない』
『昔は、東京オープン、関東オープン、毎日トーナメントといった地域のトーナメントでさえ新聞に大きく扱われた。全日本選手権といった大きな大会では、大会が始まる前日に誰が優勝するか？ 予想が大きく載っていた』
『俺達の時代には、プロテニストーナメントがあり、12から15の大会があった。スポンサーもついたし、プロらしい選手も多かった。無論、トーナメントを回るだけで飯が食えた。
いい時代、良くない時代はあるだろう！ でも、このままでいいのか？ トーナメントを回って生活が成り立つような世界を作ってあげないと、世界を目指すプレーヤーなど育つわけない』
『いつも心にひっかかっていた。じゃあ、微力な俺に何ができるというのだ！ 俺のような気持ちをもっている良き時代のプレーヤーも少なくないのでは！？と思い直し、テニスの良き時代を知っている方達に集まっていただき、俺たちのプレーを観て、テニスの良さを再認識してもらい、ラケットをもう1度握ってもらう！ そして、テニスのサポーターになってもらう！ そんな志をもったイベントを作ろうと決意した』
こんな想いで企画されたイベントだったとは……。Ｏは、自分の情報分析能力の至らなさを恥じた。課長に謝ろうとＹのほうを見る。Ｙは穏やかに笑い、もういいんだとも言いたげに緩やかに首を振って見せた。そして窓のほうに歩いていく。
Ｙ「Ｏ、下を見てみろ。あれが会場のサントピアテニスパークだ(Y)o￥o(Y)」
Ｏ「課長、１０月２２日はぜひ我々も地球人にまぎれてこのイベントに参加しましょう。あ、でもマドリッドでマスターズシリーズの監視ですね……(ΘoΘ)」
Ｙ「ごほごほっ……あ、そうそう、その件なんだが……私は１０月２２日から１週間有給休暇を申請した。このイベントの影響調査するためだ。すまないが、マドリッドの大会は君一人で管理してくれたまえ(Y)o￥o(Y)」
Ｏ「えっ……は、はい……（つか休みを正当化する為に『Tennis Fellows 240』の意義を調べさせやがったな～。鬼課長日記にあることないことぶちまけてやるぅ）(ΘoΘ)」
Ｏは涙でほおを濡らしながら『Tennis Fellows 240』のイベント紹介ページに目をやった。自分も休み……いや、参加したかったのに……とイベント詳細を見ていくと以前に見たような仲間の顔の画像があった。たしか、地球研修で一度会ったことがあるはずだ。しばらく中空を睨み必死に記憶の糸を手繰るＯ。
たしか、サッカー星人とテニス星人のハーフで、もとはサッカー星にいたのをテニス星がヘッドハンティングしてきたグランドスラム室長のＤに似ているような気がするのだが……。気のせいだろうか……。
【ご注意と免責事項】
この話は、『Tennis Fellows 240』の関係以外すべてフィクションです。記事内に出てきます、『Tennis Fellows 240』の関係以外の人物名および名称は、実在の個人・団体とは一切関係ありません。
また、告知自主企画連動記事ですが、あまり告知になっていないかもしれません（もとよりただの告知はするつもりなく、ひねった告知をする予定だったのです……f(^^;)）。
この件に関しての経緯は、下記ブログ
『２００６年テニス速報／椙田正人』さんを参照くださいませ。
Ｏ「はい、課長。初めての来日だが問題はない、添田選手との練習も無事終了した、との報告を受けています(ΘoΘ)」
ここは、テニス星からの地球担当広報宇宙船。Ｙは地球担当課長で、Ｏはその部下だ。地球におけるテニス普及のため、日夜マーケティング戦略を練っている。何年かに一度、テニス星から特派員を派遣しプレーさせ、競技レベルと知名度の向上を図っているのもその一環だ。近年は一気に、ＦとＮの２名を派遣させている。そのかいあってか、かなり全体のレベルを向上させることができた（最近は、バレないように少しレベルを下げてもらっている）。
そのＦがテニス星の戦略方針に従って日本のＡＩＧオープンに初参戦のため、サポートとして広報宇宙船も日本上空に来ていた。
Ｏ「しかしシリウス星系とベガ星系のやつらはうまくやっていますね。それにくらべ我々は……(ΘoΘ)」
Ｙ「サッカー星と野球星か……。確かにな。我々の日本戦略は少し後手にまわった(Y)o￥o(Y)」
Ｏ「日本ではフェデラー来日もメディアにはあまり流れていません(ΘoΘ)」
Ｙ「実際、やつらはうまく地球のテクノロジーの進歩をリサーチしているよ。ネットワークの進歩に合わせて上手い具合にナカタ、イチローを日本に派遣し人気を煽っている(Y)o￥o(Y)」
Ｏ「本星の議会方針で、日本は競技人口増加を優先して展開していきましたからねぇ(ΘoΘ)」
Ｙ「偉い人には現場のことなど分からんよ。ただ、今日本で面白いことが行われようとしているらしい。テニス量子コンピュータＡ.Ｉ.『ＡＣＥ』が見つけ出してきた情報を見てみろ(Y)o￥o(Y)」
Ｏ「画像をクリックしてと……。へぇ、『Tennis Fellows 240』というイベントですか。地球人にしては、よいロゴデザインですね(ΘoΘ)」
Ｙ「うむ。Ｆｅｌｌｏｗｓという英語スペルで日本語の夢という漢字を形作っている(Y)o￥o(Y)」
Ｏ「しかし課長、どこにでもある、普通のテニスイベントのような気がするのですが(ΘoΘ)」
Ｙ「ばかものっ、だからお前は主任になれないのだ！ 周辺情報を収集分析してみろ(Y)o￥o(Y)」
Ｏ「は、はいっ(ΘoΘ)」
Ｏは内心、ナダルが全米で怪我をしたことを本星のＳ部長から叱責されたからといって自分にあたらないでほしいものだと毒づきながらも『ＡＣＥ』を使い周辺情報の分析をはじめた。『ＡＣＥ』は本星の全星系統合システムおよび他の星系の広報船ともデータリンクされており、無論、地球に１３個あるルートサーバやGoogle（実はイプシロン星人の資本が入っている）とも繋がっている。Ｏはちらりと時計を見た。すでに勤務時間を過ぎている。今日もまたサービス残業かと思うと憂鬱になった。いきおい、キーボードの打鍵も荒くなる。業務が終わったら自分のブログ、鬼課長日記にグチをＵＰするとしよう。Ｏは疲れた顔でそっとほくそえんだ。
情報がいくつか出てくる。
主なものは、Tennis Fellows 240を企画主催する西尾茂之のブログ『ちょい不良オヤジ・西尾茂之の辛口ｂｌｏｇ』の情報だった。
2006年08月26日の記事『10月22日のイベントについて』を読み、Ｏはうなった。
内容はこうだ。
『テニス愛好家は野球、ゴルフを上回る1000万人と言われている。しかし最近では新聞、テレビの番組に取り上げられることは少ない』
『昔は、東京オープン、関東オープン、毎日トーナメントといった地域のトーナメントでさえ新聞に大きく扱われた。全日本選手権といった大きな大会では、大会が始まる前日に誰が優勝するか？ 予想が大きく載っていた』
『俺達の時代には、プロテニストーナメントがあり、12から15の大会があった。スポンサーもついたし、プロらしい選手も多かった。無論、トーナメントを回るだけで飯が食えた。
いい時代、良くない時代はあるだろう！ でも、このままでいいのか？ トーナメントを回って生活が成り立つような世界を作ってあげないと、世界を目指すプレーヤーなど育つわけない』
『いつも心にひっかかっていた。じゃあ、微力な俺に何ができるというのだ！ 俺のような気持ちをもっている良き時代のプレーヤーも少なくないのでは！？と思い直し、テニスの良き時代を知っている方達に集まっていただき、俺たちのプレーを観て、テニスの良さを再認識してもらい、ラケットをもう1度握ってもらう！ そして、テニスのサポーターになってもらう！ そんな志をもったイベントを作ろうと決意した』
こんな想いで企画されたイベントだったとは……。Ｏは、自分の情報分析能力の至らなさを恥じた。課長に謝ろうとＹのほうを見る。Ｙは穏やかに笑い、もういいんだとも言いたげに緩やかに首を振って見せた。そして窓のほうに歩いていく。
Ｙ「Ｏ、下を見てみろ。あれが会場のサントピアテニスパークだ(Y)o￥o(Y)」
Ｏ「課長、１０月２２日はぜひ我々も地球人にまぎれてこのイベントに参加しましょう。あ、でもマドリッドでマスターズシリーズの監視ですね……(ΘoΘ)」
Ｙ「ごほごほっ……あ、そうそう、その件なんだが……私は１０月２２日から１週間有給休暇を申請した。このイベントの影響調査するためだ。すまないが、マドリッドの大会は君一人で管理してくれたまえ(Y)o￥o(Y)」
Ｏ「えっ……は、はい……（つか休みを正当化する為に『Tennis Fellows 240』の意義を調べさせやがったな～。鬼課長日記にあることないことぶちまけてやるぅ）(ΘoΘ)」
Ｏは涙でほおを濡らしながら『Tennis Fellows 240』のイベント紹介ページに目をやった。自分も休み……いや、参加したかったのに……とイベント詳細を見ていくと以前に見たような仲間の顔の画像があった。たしか、地球研修で一度会ったことがあるはずだ。しばらく中空を睨み必死に記憶の糸を手繰るＯ。
たしか、サッカー星人とテニス星人のハーフで、もとはサッカー星にいたのをテニス星がヘッドハンティングしてきたグランドスラム室長のＤに似ているような気がするのだが……。気のせいだろうか……。
【ご注意と免責事項】
この話は、『Tennis Fellows 240』の関係以外すべてフィクションです。記事内に出てきます、『Tennis Fellows 240』の関係以外の人物名および名称は、実在の個人・団体とは一切関係ありません。
また、告知自主企画連動記事ですが、あまり告知になっていないかもしれません（もとよりただの告知はするつもりなく、ひねった告知をする予定だったのです……f(^^;)）。
この件に関しての経緯は、下記ブログ
『２００６年テニス速報／椙田正人』さんを参照くださいませ。
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さすが、プランナーさんだけある・・・
お見事だす！！
もう、私はなんにもしない「素告知」に徹します。
コレ以上の何もできなしわ・・・ 天晴れ！！
ロゴデザインもすっごくいいですね！！
滝に打たれなすって開眼なさったのか？
開いた口がふさがりません。完敗っす。
グーグルマップまでとは・・・・参りやした、だんな。
このまま、ＴＶＣＭにも使えますって！
（私は、グーグルマップでピラミッドと炎上する油田を見つけました！）
↑ ほんのプチ自慢
ところで、Ｙ地球担当課長はバルタン星人で、部下Ｏはピグモンですか？
＞ぎゃほっ～～～～！
って、こんな言葉初めてですf(^^;) 機会がありましたら、使わせて頂きます（笑）。
プランナーはプランナーでも、へぼプランナーだということをお忘れなく。一流プランナーなら、もっとすごいこと考えてますよf(^^;)。
そういうパンドラの箱さんも、さりげなくボールをポンポンとバウンドさせてますしf(^^;)。
ちなみに説明は不要と思いますが、F＝フェデラーで、N＝ナダルです。Dは……ｄｓｊｌｋｆっじぇいｒｗ。あ、妨害電波がっ！
▼sora_iron_o_soraさん、
ロゴデザインは、デザイナーの人、よい仕事したなぁと素直に思いました。アイキャッチもできますし、Fellowsも夢もちゃんと認識できますし。
ボールに打たれて開眼できました（笑）。もともと、フェデラー＆ナダル宇宙人説を密かに提唱していて、また、会場はどんなところなのか調べていたところ、今回のネタと大まかな構成を思いつきました（笑）。あとは肉付けだったのですが、これに苦労しました。２４時前には就寝したいお年頃なのすが妙にはまって、02:54 の投稿。とくにオチに悩みました。とはいってもたいしたオチを考えられず……。
＞ところでＹ地球担当課長はバルタン星人で、部下Ｏはピグモンですか？
そのとおりです。(Y)o￥o(Y)と(ΘoΘ)で検索すると、元ネタの顔文字サイトがヒットするはずです（笑）。GoogleマップやGoogleEarthはネット環境がISDNの私にとってはなかなか高嶺の花ですf(^^;)。なにかUFOが写っているのもあるらしいですね（笑）。
西尾さんのブログは、実はオフィシャルブロガーさんの中でも一番アクセスしています。ちょい不良という看板どおり、わりあい直球を投げてくるのが小気味よいですし、それなのに親バカ（失言？）なところもあるのが好感持てます（笑）。キャラが絶妙なんですね～。
今回、記事中に赤字で記載した部分は、Tennis Fellows 240の告知だけを見ているとまったくリーチしてこないので残念ですが、しかし西尾さんの中には確たるコンセプトがあって、その最初の一歩がTennis Fellows 240なのだと思います。今後、Tennis Fellows 240は継続していくと思いますが、ただのテニスイベントないしは懐古イベントにせず、熱い想いをキープコンセプトしてほしいです。底辺を広げるのではなくミドルをキャッチアップするというのはよい戦略でしょう。
椙田正人さん、最初の一歩お疲れ様でした。発起人ということで気苦労もあったと思いますし、勇気も要ったことと思います。
私個人としては、なかなか楽しめました（笑）←これが一番重要ッス。おかげでネタを一つ開拓できましたし。ただ、私の記事が誘客に繋がったかは自信がないですf(^^;)。なんといってもこのブログはアンチメジャー＆マイノリティ志向ですので（笑）。
でも皆さんの配慮？で、本日の３６５ブログのトップページの新着には、２４時間のうち常に１つはTennis Fellows 240の告知記事が出ていたと思います。この事実は、何だかんだいってすごいことだと思います（笑）。私は、今回の試みは全体としてはおおむね成功したといってよいと思います。ほんとうに、椙田正人さん＆皆さん、お疲れ様でした。