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真説・苦手ショット克服法

                 
おつかれさまです。ふぇでらです。
いつもアクセスありがとうございます。また、更新&コメント頻度が低くてごめんなさいm(__)m。

さて、苦手ショット克服法のお話です。「え? 反復練習して打ちまくるしかないのでは?」とお思いの方もいると思いますが、打つのが苦手なショットではなく、打たれると返すのに困る相手のショットの克服法です。それでも、反復練習しかないというのが一般的意見と思いますが、どうやらまったく別の方法があるようです。

自分が返す練習ではなく、その前の、打たれると自分が返球に困ってしまう相手のショットを繰り返し練習するのです……(゚ロ゚;)エェッ!?。




■発端はボツになったゲーム企画用の資料書籍
当ブログの隠れファン(いないと思いますがf(^^;))はご存知かと思いますが、私、ゲーム業界で企画やってました。で、当時はテニスのテの字も忘れていたのですが、実はテニスっぽいゲームの企画提案書を書いたことがあります。各スポーツの面白さ・楽しさの要素を抜き出し、今までにないシステムに再構築してまったく別の遊びを創造するというメタテーマでした。テニスというより最終的にはスカッシュに近いものになりましたが、結局ボツになりました……。

そのときに参考資料としていろいろなスポーツの書籍を購入しました。ルアー釣り、ボーリング、バレー、ビリヤード、ゴルフ、バスケット、サッカー、そしてテニス。これは主に、ルールとかどんなテクニックがあるのかを調べるためのものです(なかなか面白かったです。特に、全スポーツ中最少のボールを使って全スポーツ中最大のスペースでプレーするのがゴルフだと気づいたり、そこからボールの大きさとエリアの大きさと面白さに相関関係はあるのかとか、もしボールの動きが物理法則に即さない状況下ならなど、いろいろと発想を鍛えられました)。

で、当時購入した書籍を今でも持っているのでテニスの書籍を最近読んでみたところ、コラム的に『苦手なショットを練習する』という内容が記載されたページがありました。




■打たれると困るショットを練習っ?
そのページを少し引用(一部意訳)してみます。

“たとえば、どうしてもドロップショットが苦手で相手に打たれたら絶対に返せないときは、自分でドロップショットをとことん練習するのです”

“そうすると、どんなボールのときにドロップショットが打ちやすいのかだんだんと分かってきます”

“そうしたらしめたものです。あなたはゲーム中にいつドロップショットが来るか分かるだけでなく、どんなボールだと打たれにくいか、どこにどう返球したら相手が対処しにくいか分かるはずです。くわえて、ドロップショットはあなたの決め球の一つにもなっているはずです”

どうでしょうか?
少なくとも私は、今までこのような発想はありませんでした。ふと思ったのは、外科的な対処療法ではなく漢方的だなぁということでした。ドロップショットの返し方を練習するのではなくドロップショットを練習する……自分のプレーではなくその前の相手のショットから練習する……深すぎます叫び




■孫子とテニスがイイカンジ?
前述のことをうだうだ考えていて(すみません、実際にはこの記事を記述している最中にです)、孫子の一節となぜかリンクしてしまいました。

『知彼知己、百戰不殆。不知彼而知己、一勝一負。不知彼、不知己、毎戰必敗』

彼ヲ知リ己ヲ知レバ、百戦シテ殆ウカラズ――
敵を知り己を知るならば、どんなに行動しても失敗する心配はいらない。自己を知り相手を知らなければ、成否の確率は五分五分。相手も自己も知らなければ、必ず失敗する。

これは、テニスにも言えるのではないでしょうか? 自分のショットがどんなによくても、相手の戦術とかプレイスメントやリターンが先読みできなければ、勝率は上がらないと思います。相手の立場に立ってテニスをする、つまりウィナーや相手のエラーを逆算していくテニス、これが最強ということでしょうね。フェデラーとか一時期のヒンギスがそうでしょうか。

もしかして、フェデラーやヒンギスも、打たれると困るショットを練習して突破口や新たな戦術を試しているのかも知れませんね(まさしく、チェスや囲碁ですね)。うーん、となると、ナダルのようなショットをフェデラーは打てるようにならないといけないのでしょうか(苦笑)。というか、サウスポーにならないといけないしf(^^;)



さて……私はまず、己を知る努力をしていこうと思いますf(^^;)。
相手を知るのはそのあとです。
・°°・(>_<)・°°・。



技術/試合 | 著者 ふぇでら 00:07 | 意見(6) | TB(0)
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おはようございます。
リュリュちゃんが一時帰国で日本にいるのに、連絡先がよくわからない、まぬけなひろちゃんです。

>敵を知り己を知るならば、どんなに行動しても失敗する心配はいらない。…

良い教訓ですね。テニスだけでなくいろいろなことにあてはまりそうです。また、苦手な返球を自分で打てるようにするというのもいいですね。
「ドロップショット」練習してみたくなりました。いつもやられているので。
お仕事忙しそうですが、テニスでリフレッシュしてくださいね。
投稿者 ひろちゃん 2006/09/15 08:57
うーん。いちいちごもっとも。
私もそう思います。奥が深い記事に感動しました。
私もこんな記事を書きたいな~。ふぇでらさんに感服しました。
投稿者 うめちゃん 2006/09/15 22:51
こんにちは。おじゃましま~す。
まともなショットがまだひとつも打てない超新前ですが、それなりに理解できました。こういう練習がいつの日かできるといいな~と。(できるかな?)
投稿者 はじめ 2006/09/16 10:13
こんばんはふぇでらさん..フェデラーやっぱ天才です。
プロとアマチュアの違い優勝して稼ぐ賞金の違いは格差社会
が歴然と現れる世界..ストロークの早さが雲泥の差です..そのレベル
に至るまでにはドロップショットやロブを確実にかえすだけの脚力
が必要かと..市民大会のレベルでストロークしないでドロップとロブだけで
勝ってる人がいっぱいいます。基礎体力がやっぱり大切なんですね
フェデラーはスッカシュもかなり上手いそうで..前後の動きのトレーニング
にはかなり有効かも..フェデおたくのkepaでした。
投稿者 kepa 2006/09/17 01:10
▼ひろちゃんさん、
リュリュさんの日本での連絡先が分からないとのことですが、久しぶりの日本ですし、ここは羽根を伸ばさせてあげたほうがいと思います(笑)。うーん、私も、祖国・母国としての日本を感じてみたいですね~。なにしろ、海外に出たことがないので……f(^^;)

孫子は今やビジネスや自己啓発にも適用されています。孫子は戦いにおけるさまざまな教訓を書物にして記したわけですが、結局、世の中は何らかの戦いの集合体であるということでしょうか? テニスもビジネスも人生も、程度や内容や敵は違えど戦いの連続ですしね。

自分を知る前に相手を知る、それが自分を知ることにも繋がる――。ある意味、理にかなっていると思います。テニスは、相手の返球をどう打ち返すかのスポーツですし(自分のサーブ以外)。自分の技術をいくら高めようが、相手の返球をうまくリターンできなければ意味がありませんし。それに、返球されると苦手な相手のボールを練習することはそのまま、自分の中でそれをリターンするイメージトレーニング(俯瞰能力)もできやすいと思います。自分を相手側から見るような感じになると思いますので。


▼うめちゃんさん、
ども、お久しぶりです。いつも拝見させていただいております。
すいません、奥は全然深くないのです。そう見せかけているだけで……f(^^;) ネタでいつも誤魔化しているのです。私は、一介のテニス初心者であることを忘れてはなりません。スライスもドロップショットもまだ打てませんし。いわば、詐欺文章です(笑)。

ちなみに、今回読んだ本は、ナツメ社から1997年に発行されている堀内昌一・著『はじめての硬式テニス』です。

うめちゃんさんの記事のほうが面白いしタメになると思います(個人的には、アフィリエイトがどれくらい機能しているのか気になります……)。私にはまだテニスバカ案内人現れていませんし……。うめちゃんさんはじめ他のテニスブロガー皆さんが、いわば私のテニスバカ案内人かもしれませんね。
投稿者 ふぇでら 2006/09/17 10:24
▼はじめさん、
まともなショットは私もまだ打てませんf(^^;)
そういう人間でも文章だけなら一人前のような顔をして書くことができるという、ネット社会の悪い意味での醍醐味ですねf(^^;)

いきなりピンチヒッターでブログ書くことになって、いろいろと気づかれしている部分もあるかと思いますが、その間、リュリュさんが日本でまったりできているということなので頑張ってくださいね(前回の野球記事も、現地情報が面白かったです。メディアを通しては伝わらない部分ですし)。ひろちゃんさんも、いろいろとコメントでフォローしてらっしゃるようで、頭が下がります。


▼kepaさん、
シャラポワの昨年の年収は約30億円、フェデラーは約26億円だそうです。ちなみに1位はシューマッハの約93億円。

蛇足&個人的意見ですが、日本のテニスのプロ選手には夢がないです。なぜなら、引退しても、プロを名乗れるからです。プロという名称はツアーを回っている選手にしか適用してほしくないです。引退したロートル(失礼)がプロを名乗るのは現役の選手に失礼ですし、モチベーションの質も下げると思います。江川卓プロとか掛布雅之プロとかになったり、茨城ゴールデンゴールス?がプロを名乗ったり、そんなのはイヤです。でもテニスならそれは普通です。つまり、テニスだけ、プロの立場が他のスポーツよりも一段低い(より簡単に名乗れる)んですね。これで、世界規模の格差社会に勝とうとするのが無理な気が……。

と、話がそれましたが……ロブをフラットドライブで打ち込める&ドロップショットをアングルに返せるというのは、確かに基礎体力がないと厳しいような気がします。少なくとも、ダブルス主体の人はシングルスやるとかなり厳しいと思います。感覚的には3倍体力消耗します(両サイドのカバー&センター保持で)。

強引にまとめると、フェデラーのプレーは技術と才能ではなく、基礎体力の高さの上で成り立っているのですね。
投稿者 ふぇでら 2006/09/17 11:29








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