2006年09月06日
アガシを継ぐ者
おつかれさまです。ふぇでらです。
更新頻度&コメント頻度が少なくてすみません。また最近、ATP/マスターズカテゴリの記事が連続してすみません。本当はテニスギア/ウェアカテゴリか、テニス雑誌/Webカテゴリの記事を書かなくてはいけないのですが、USオープン開催期間中ということでお許しください(カテゴリにおける記事数バランスはいずれ均衡させます)。
さて。
アンドレ・アガシさんが、引退されました。
■最高のリターナー、アンドレ
硬式テニス(ATP)に目覚めたのが2年ほど前という私にとってアガシは、伝説でも偉大でもなく、ただ、現役引退間近の……しかし現時点でATP最高のリターナー、という存在でした。全盛期を知りませんしバックグラウンドもあまり知らなかったので、別に特別視・神聖視するわけでもなく、アガシはアガシ以上でも以下でもないといった感じでした。
ただ、現代テニス界において現役状態でアイコン化された稀有な存在であることと、アガシ・スラムを達成したプレイヤーであることは認識していました(あと、グラフと結婚して、子供がいて(サンプラスの子供と仲良しみたいです)、基金設立し慈善活動に熱心ということぐらい)。
サービスリターン時にいつの間にかサービスライン間近にいて、サーバーが一歩も動けないリターンエースをいともたやすく量産する、30歳超えたライジングの名手という印象が強いです。あとは、痛み止めの注射を打ちながらプレーを続けることや言動などからも分かるように、テニスに対する真摯さもすごく感じました(上海のマスターズカップ2005も、怪我を抱えても1試合はこなしたところに好感が持てます。ゴンザレスも急遽駆けつけてくれましたし(笑))。
■アガシ不在のATPはどこか軽い
USオープン2006をもって、引退となったアガシ。
私はアガシに対して他のプレイヤー以上の思い入れも無く、また、USオープンの現役最後の試合もTV観戦していないので、正直、あまり感慨深くありません(ファンの人やテニス玄人の方から批判を受けるかもしれません……)。
ただ、ネットのニュース記事からの情報を読み込みつつ、ふと、来年以降のATPを夢想してみると、ATPに少し重みがなくなるなぁと感じます。一抹の寂しさというかピースが1つなくなったような感じです。自分の中でATPに対する感覚は、アガシ引退前(BA(BeforeAgassi).ATP)とアガシ引退後(AA(AfterAgassi).ATP)で、明確に違ってくるような気がします。私のような者でさえそう感じるのですから、アガシファンやテニス玄人にとってはなおさらでしょう。
来年のATPレースにアガシはいない……これは、分かっていても来年のそのときにならないとその空虚感は認識しにくいでしょうね。と、今まで文章を書いていてようやく自分の中でアガシ引退について咀嚼・認識できました。そう、これは、アガシの引退ではなく、生ける歴史がひとつATPから去っていくということなんでしょうね。
■アガシを継ぐ者、その名は……
アガシを継ぐ者というと、これまたアガシファンやテニス玄人からお叱りを受けそうです(苦笑)。ならば、歴史を継ぐ者と言い換えても良いと思います。次のアメリカテニス界を担うポストアガシとしては、ロディックやブレークなどがあげられると思いますが、アガシを継ぐ者、歴史を継ぐ者となると少し疑問符がつきます。
アガシ(歴史)を継ぐ者、それは、フェデラーではないかと思います。実績・実力・人柄は言うに及ばず、怪我が比較的少ない長く現役を続けられるプレイヤーだからです(とはいえ、足首の怪我以来、宇宙人的な強さはなくなり、地球人に近くはなってきていますが)。歴史が必ず欲するライバル関係……アガシとサンプラスのように、フェデラーにもナダルという好敵手がいますし。
無論、フェデラーが35歳程度までぼろぼろになってテニスを続けるのかどうかは、誰にも分かりません。けれど私は、かなりの確率でフェデラーは35歳程度までぼろぼろになってもテニスを続けることを選択すると思っています。なぜなら、そこにアガシがいたからです。って、根拠になってませんねf(^^;)。
振り返ってみれば、USオープン2005決勝の時に歴史が二人の間をクロスフェードした、そう考えてもいいかもしれません。少なくとも、私はそう感じています。テニスの神様がセッティングした、歴史の通過儀礼だったのでは……と。
更新頻度&コメント頻度が少なくてすみません。また最近、ATP/マスターズカテゴリの記事が連続してすみません。本当はテニスギア/ウェアカテゴリか、テニス雑誌/Webカテゴリの記事を書かなくてはいけないのですが、USオープン開催期間中ということでお許しください(カテゴリにおける記事数バランスはいずれ均衡させます)。
さて。
アンドレ・アガシさんが、引退されました。
■最高のリターナー、アンドレ
硬式テニス(ATP)に目覚めたのが2年ほど前という私にとってアガシは、伝説でも偉大でもなく、ただ、現役引退間近の……しかし現時点でATP最高のリターナー、という存在でした。全盛期を知りませんしバックグラウンドもあまり知らなかったので、別に特別視・神聖視するわけでもなく、アガシはアガシ以上でも以下でもないといった感じでした。
ただ、現代テニス界において現役状態でアイコン化された稀有な存在であることと、アガシ・スラムを達成したプレイヤーであることは認識していました(あと、グラフと結婚して、子供がいて(サンプラスの子供と仲良しみたいです)、基金設立し慈善活動に熱心ということぐらい)。
サービスリターン時にいつの間にかサービスライン間近にいて、サーバーが一歩も動けないリターンエースをいともたやすく量産する、30歳超えたライジングの名手という印象が強いです。あとは、痛み止めの注射を打ちながらプレーを続けることや言動などからも分かるように、テニスに対する真摯さもすごく感じました(上海のマスターズカップ2005も、怪我を抱えても1試合はこなしたところに好感が持てます。ゴンザレスも急遽駆けつけてくれましたし(笑))。
■アガシ不在のATPはどこか軽い
USオープン2006をもって、引退となったアガシ。
私はアガシに対して他のプレイヤー以上の思い入れも無く、また、USオープンの現役最後の試合もTV観戦していないので、正直、あまり感慨深くありません(ファンの人やテニス玄人の方から批判を受けるかもしれません……)。
ただ、ネットのニュース記事からの情報を読み込みつつ、ふと、来年以降のATPを夢想してみると、ATPに少し重みがなくなるなぁと感じます。一抹の寂しさというかピースが1つなくなったような感じです。自分の中でATPに対する感覚は、アガシ引退前(BA(BeforeAgassi).ATP)とアガシ引退後(AA(AfterAgassi).ATP)で、明確に違ってくるような気がします。私のような者でさえそう感じるのですから、アガシファンやテニス玄人にとってはなおさらでしょう。
来年のATPレースにアガシはいない……これは、分かっていても来年のそのときにならないとその空虚感は認識しにくいでしょうね。と、今まで文章を書いていてようやく自分の中でアガシ引退について咀嚼・認識できました。そう、これは、アガシの引退ではなく、生ける歴史がひとつATPから去っていくということなんでしょうね。
■アガシを継ぐ者、その名は……
アガシを継ぐ者というと、これまたアガシファンやテニス玄人からお叱りを受けそうです(苦笑)。ならば、歴史を継ぐ者と言い換えても良いと思います。次のアメリカテニス界を担うポストアガシとしては、ロディックやブレークなどがあげられると思いますが、アガシを継ぐ者、歴史を継ぐ者となると少し疑問符がつきます。
アガシ(歴史)を継ぐ者、それは、フェデラーではないかと思います。実績・実力・人柄は言うに及ばず、怪我が比較的少ない長く現役を続けられるプレイヤーだからです(とはいえ、足首の怪我以来、宇宙人的な強さはなくなり、地球人に近くはなってきていますが)。歴史が必ず欲するライバル関係……アガシとサンプラスのように、フェデラーにもナダルという好敵手がいますし。
無論、フェデラーが35歳程度までぼろぼろになってテニスを続けるのかどうかは、誰にも分かりません。けれど私は、かなりの確率でフェデラーは35歳程度までぼろぼろになってもテニスを続けることを選択すると思っています。なぜなら、そこにアガシがいたからです。って、根拠になってませんねf(^^;)。
振り返ってみれば、USオープン2005決勝の時に歴史が二人の間をクロスフェードした、そう考えてもいいかもしれません。少なくとも、私はそう感じています。テニスの神様がセッティングした、歴史の通過儀礼だったのでは……と。
日本にも≪ふぇでら様≫がいらっしゃったとは!
遡って,楽しく読ませていただきました。
フェデラー発見のきっかけが私と全く同じでびっくり!
名前はもちろん、前年度優勝者とも知らずに何気に見始めたのですが、衝撃でした。それ以来メロメロ、クラクラです。
2004WBのfinal、本当によかったですよね~。
今は、もっと前から彼を知っていたかった~、と残念な気持ちでいっぱい。
明日はいよいよAAコートのナイトセッション。WOWOW観戦楽しみにしてます(ゴメンナサイ!)
ふぇでらさんが坊主にならないためにも、3連覇してくれるといいですね。
フェデラーは2012年ロンドンオリンピックまでは現役を続けたいらしいです。
彼のホームとも言うべき芝のWBのコートで金メダルを獲りたいようです。
mizuさんはじめまして。ふぇでらです。コメントありがとうございます。
さて、実はこの記事を書くときに2つ考えたことがあります。
一つ目は、
自分みたいなテニス素人がこのような内容の記事をUPしてもいいのかということ。こういうことをテニス素人が書いても説得力がないこと。
二つ目は、
この記事の内容でコメントつかなければ、そろそろ自分の中でテニスブログはもういいかなぁと検討する試金石の記事にしようということです。
結局、一つ目は、サッカーも野球もボクシングもろくにしたことのない人でも居酒屋やネットなどで、ナカタがどうだとかカメダがどうだとかイチローがどうだとかハンカチ王子がどうだなどと批評しているので(つまりそのスポーツの文化成熟度は素人が批評できるかどうかでレベルが図れると思います)特に気にしないことにし、二つ目は、mizuさんの素晴らしいコメントレスがついたことで回避されました(笑)。それにコメントつかずともアクセス数はかなり多かったようです。
今回、過去記事までさかのぼってアクセスいただいたようで、本当にありがとうございます。そういう過去記事を参照した人が何らかのプラスを得るような記事を書くことを念頭においていますので、ありがたいかぎりです(カテゴリ分けもいろいろ考えて今の形になっています(笑))。
フェデラーが少なくとも2012年まで現役をトップ選手として続けるなら、少なくともウィンブルドン10連覇できますねf(^^;)
あと6年のうちにローランギャロスも取れるでしょうし。そうなれば、確実にアガシの歴史を継げるでしょう。
パワーは加齢で落ちても戦術と技術はあまり落ちませんし、今のプレースタイルならば相当長く“絶対君主制”を維持できると思います。若手の教科書的存在で35歳以降もバリバリでツアーを回ったりしてほしいですね(個人的な見解です)。個人的に、サンプラスを追ってほしくはないですf(^^;)
ATP関連の記事にはかなりたくさんコメントも付いているし、内容も面白いので是非続けて下さい。
日本のスポーツの文化成熟度って低いですよね(って大きな口をたたいていちゃって~)。
オヤジっぽい人たちが「シャラポワが、藍ちゃんが、ミキティが・・・」と言っているのを聞くと、基本的にシラケます。
で、フェデラー優勝しました!!! 坊主頭回避オメデトウございます。
ロディックも進歩したけれど、フェデラーは更に進歩していました。
彼のテニスは見ていて楽しいですね、オプションがいろいろあって。
ジャパンオープンが楽しみです。
もちろん見に行きますが、交通費&宿泊費でかなり高くつきますね。
(^_^;)
内容が薄いブログなので、せめてものお礼としてコメントは丁寧を心がけております(笑)。1分とか2分で書いたレスをつけることができないという性分もあると思いますがf(^^;)。
「シャラポワが、藍ちゃんが、ミキティが……」とか「かおる姫が……」というのは、まぁ、興味をひきつけるフックとしては最適かと思います。そういうことに関心を持つのもよいことと思います。ただ、なぜ女子選手ばかりメディアはあおるのか、そこだけは理解に苦しみます。見た目で興味をひきつけるだけで終わっているという……。で、結局消費されて終わってしまうことも多いです。……いや、まぁ、わたしももはやオヤジな歳なのですけど……。
テニスはまた少し違ってくるのですが(初心者が思うに、スポーツではなくレクリエーションと捉えている一般の方が多い気がします。なのでメディアも取り上げない。スポーツと思ってないので。実際はもっとも過酷なもっともオールラウンドな能力を要求される闘い、なのですが)
で、フェデラー優勝しました。新生ロディックとはいえ、ATP1位を経験し絶頂だったロディックを芝で2度も破っているので、あまり心配してませんでした。とはいえ、優勝してやはり一安心しました(笑)。
AIGオープンですが、ぶっちゃけ、有給休暇申請まだ出してません。あと、ホテルや交通手段の予約も未です……たはは……。今週末にかけていろいろ動こうと思いますf(^^;)。