へぼプランナーのダウンザライン戦記

おつかれさまです。ふぇでらです。



マスターズカップ2007、フェデラーが 6-2 6-3 6-2 でフェレールを下し優勝です。

この試合、フェデラーはかなり調子がよかったと思います。サービスがいいのはもはや当たり前なのですが、反応やプレースメント、ショットのタッチなど総合的に今大会で一番だったような気がします。



対して、フェレールはこれまでの勢いがありませんでしたね。調子はよくなかったと思います。フェデラーを意識しすぎたのか、これまでの疲労の蓄積が影響したのか、はたまた優勝を意識してしまったのか……。フェデラーに勝つには、自分を信じきり勝てると確信してプレーしないといけないのに（ナダルしかりカニャスしかりナルバンディアンしかりゴンサレスしかりジョコビッチしかり、あとポランドリ）、その想いが弱かったような気がします……。




なにより、この試合、フェデラーの目つきがよかったです。試合を通じて、相手を射すくめるような眼光の鋭さがありました。男の私でも、ちょっとしびれました（死語？）。こういうフェデラーを待っていたのです。おそらくフェデラーは、かなり明確に“ストレートでの”優勝を狙っていたように思います。



試合中の鋭い雰囲気と対照的だったのが、勝利確定後のフェデラーの仕草。ストレートでのほぼ完璧な勝利で自身のプレーの自信を取り戻し優勝した嬉しさもあるのでしょうが、偏見で裏読みすると、「どうだい？　僕はまだまだナンバーワン。まだ負けないよ」「余計な心配をさせて悪かったけど、僕のプレーはまだこのとおりさ」という、フェデラー一流のおどけのようにも感じました。

このフェデラーの笑顔と仕草があれば、フェデラーファンの私も安心して年を越せそうです。全豪オープン2008も安心して見ていられそうな気がします。



AIGオープン2007を救ってくれたフェレールを今回応援していたフェデラーファンの私ですが、残念ながらフェレールは準優勝。しかし、フェレールに心からおめでとうと言いたいです。今年の主役は少なくとも私にとっては、フェレールです。願わくば、来年も今年と同じように活躍できることを祈っています。本当にありがとう、そしておつかれさまでした。



そしてフェデラー。来年こそは、絶好調の（←これ重要）ナルバンディアンを破ってリベンジを果たして欲しいところ。今日のプレーでも厳しい気がしますが、今日以上のプレーができれば勝利も可能だと思います。期待しています。とにかく、今年もお疲れ様でした。今は、ゆっくり休んでバカンスを楽しんで欲しいです。今年もありがとうございました。