2012年06月04日
全仏オープン2012、ガスケ vs ディミトロフ 地獄の38ラリー
おつかれさまです。ふぇでらです。
連日激戦が繰り広げられている全仏オープン(ローランギャロス)2012。
テニス専門誌『スマッシュ』の公式ブログをふと覗いてみたところ興味深い記事を発見しました。
●全仏5日目イズナー対マチューの裏で
[スマッシュブログ]
それによりますと、5時間41分という試合時間を要したイズナー対マチュー戦のちょうど同じ時間に行なわれていたガスケ対ディミトロフ戦で、第2セットでの38本を記録したラリーの決着後にガスケはコート上で嘔吐しディミトロフは脚の痙攣で倒れこむという壮絶なシーンがあったもよう。
残念ながらその試合のライブストリーミング観戦はしてなかったのですが、ガスケもディミトロフも好きな選手であり俄然興味が出てきたので調べてみますと、そのシーンの動画を発見できました。
解像度が粗いですが、そのラリーの一部始終の動画がYouTubeにアップされていました。埋め込み無効設定になっているため下記にリンク先を記載します。
●Really Amazing Rally
thats may gonna be the longest rally ever
[YouTube]
ローランギャロス2012公式サイトのマルチメディアページでも公開されています。
●Astonishing rally[Roland Garros]
高解像度&ラリーカウント付きで、ESPNにて公開されている動画もありました。
●Gasquet Dispatches DiMitrov After Epic Point
[ESPN]
ざっと視聴した感じ、サービスを打ったディミトロフがガスケのリターンを打ち返した3ラリー目のショット時にすでに微妙につりかけているような雰囲気を感じます。7ラリー目でフィジカルでケアできる限界に達し、9ラリー目でもはや目に見えてディミトロフの動きに異変が表出。
すかさずその次のショットはスライスで対応を図るのはさすがですが、圧巻なのはその後です。そこから脚や臀部をかばいつつ痙攣と闘いつつ、ディミトロフは逆にガスケを振り回していきます。痙攣で動きに支障が出てからも29ラリー継続。しかしじょじょにガスケのショットに圧され、最後は前に詰めたガスケのスマッシュの餌食に。
その後、これまでの激戦の疲れや38ラリーの急激な身体的消耗などからか、ガスケがコート上に嘔吐、同時に、脚の痙攣が限界に達しコートに倒れこむディミトロフ。
まさに死闘。ここまで双方の限界と闘志、そして勝負根性をぶつけあったラリーは、そうそうお目にかかれないのではないでしょうか。プロの凄まじさを目の当たりにし、恐ろしささえ感じてしまうほどです。
ですが、下記の動画。これはダメです。個人的には容認できません。不快以外の何物でもないです。ガスケとディミトロフやこの38ラリーに対するリスペクトを著しく欠いていると感じざるを得ません。残念です。
トミック(トミッチ)、ハリソンと共に、ディミトロフの今後の飛躍をいちファンとして期待しています。
連日激戦が繰り広げられている全仏オープン(ローランギャロス)2012。
テニス専門誌『スマッシュ』の公式ブログをふと覗いてみたところ興味深い記事を発見しました。
●全仏5日目イズナー対マチューの裏で
[スマッシュブログ]
それによりますと、5時間41分という試合時間を要したイズナー対マチュー戦のちょうど同じ時間に行なわれていたガスケ対ディミトロフ戦で、第2セットでの38本を記録したラリーの決着後にガスケはコート上で嘔吐しディミトロフは脚の痙攣で倒れこむという壮絶なシーンがあったもよう。
残念ながらその試合のライブストリーミング観戦はしてなかったのですが、ガスケもディミトロフも好きな選手であり俄然興味が出てきたので調べてみますと、そのシーンの動画を発見できました。
解像度が粗いですが、そのラリーの一部始終の動画がYouTubeにアップされていました。埋め込み無効設定になっているため下記にリンク先を記載します。
●Really Amazing Rally
thats may gonna be the longest rally ever
[YouTube]
ローランギャロス2012公式サイトのマルチメディアページでも公開されています。
●Astonishing rally[Roland Garros]
高解像度&ラリーカウント付きで、ESPNにて公開されている動画もありました。
●Gasquet Dispatches DiMitrov After Epic Point
[ESPN]
ざっと視聴した感じ、サービスを打ったディミトロフがガスケのリターンを打ち返した3ラリー目のショット時にすでに微妙につりかけているような雰囲気を感じます。7ラリー目でフィジカルでケアできる限界に達し、9ラリー目でもはや目に見えてディミトロフの動きに異変が表出。
すかさずその次のショットはスライスで対応を図るのはさすがですが、圧巻なのはその後です。そこから脚や臀部をかばいつつ痙攣と闘いつつ、ディミトロフは逆にガスケを振り回していきます。痙攣で動きに支障が出てからも29ラリー継続。しかしじょじょにガスケのショットに圧され、最後は前に詰めたガスケのスマッシュの餌食に。
その後、これまでの激戦の疲れや38ラリーの急激な身体的消耗などからか、ガスケがコート上に嘔吐、同時に、脚の痙攣が限界に達しコートに倒れこむディミトロフ。
まさに死闘。ここまで双方の限界と闘志、そして勝負根性をぶつけあったラリーは、そうそうお目にかかれないのではないでしょうか。プロの凄まじさを目の当たりにし、恐ろしささえ感じてしまうほどです。
ですが、下記の動画。これはダメです。個人的には容認できません。不快以外の何物でもないです。ガスケとディミトロフやこの38ラリーに対するリスペクトを著しく欠いていると感じざるを得ません。残念です。
トミック(トミッチ)、ハリソンと共に、ディミトロフの今後の飛躍をいちファンとして期待しています。
痙攣の動画だけ見ていたのですが、38らりーも やっていたのですね。
TV放送をそのままアップしているYOUTUBEでは、ラリー数を間違えているほど、数え切れない長いラリーだった。
ふぇでらさんのブログがなかったら、ディミトリフのパンツしか覚えてなかったかもしれません。ナイス記事です!
長く続いたラリーは、
フェデラー対ヒューイット
www.youtube.com/watch?v=bkvDbqAPE28
マレー対ベネトーの57ラリー
www.youtube.com/watch?v=uuFXqFifRew
モンフィス対シモンの61ラリー
www.youtube.com/watch?v=N8iunyDh4ms
などが挙げられますが、
エモーショナルという点では、やはり当記事のラリーが一番印象深いと思います。
脚を攣りながらあそこまで打ち続けるメンタル、吐くまで心肺負荷をかけられるフィジカル、プロは凄いです。
また、ふつう相手が足を攣ったと分かったら速攻で決めにいくと思うのですが、躊躇なくじわりじわりと堅く攻めていくプレーをチョイスしたガスケの冷徹なプロ意識もなにげに凄いです。