2008年11月07日
困惑のドコモ2008秋冬モデル
おつかれさまです。ふぇでらです。
またまたまたテニスと関係のない話題です。しかも長文です。
ついに、ドコモの2008秋冬モデルが発表されました。
○発売予定の新製品各種ラインアップ[docomo公式サイト]
○新たな端末シリーズのコンセプト[docomo公式サイト]
○ドコモ、新モデル21機種発表~シリーズを一新[ケータイWatch]
○ドコモ、2008年冬モデル22機種発表[ITmedia +D モバイル]
○ドコモの新シリーズ、型番の意味は?[ケータイWatch]
■狙っていたN-01A、構造に困惑
私が使用している携帯電話はSO506iCなので、もう使用5年目に突入しています。なので、さすがに今回は絶対に買い換えようと思っています。で、事前噂&リーク情報の段階から何を購入するか検討していました。スライド好きなので、N-01Aを候補の一つに入れていましたが……。
○N-01A[NEC公式サイト]
まずフルフェイス型に閉じた状態から、上にスライドさせてテンキーが操作できる状態に、そして液晶を90度横回転させた状態にもできる、と想定していたのですが、なんと、閉じた状態→液晶を90度横回転させた状態→さらに90度回転で折りたたみ式携帯を開いたときのような状態になることが判明。ううーん、これは一体どういうメリットのある構造なのだろうという困惑を抑えきれません。それに、これ、片手で閉じたり開いたりできないのでは……。スライド式と折りたたみ式とサイクロイド式の悪いトコ取りのような……。
困惑しつつ、シリーズコンセプトや他のラインナップをいろいろと読み込んでみると……。さらに強く困惑してしまいました。
■4つのシリーズ設定に困惑
まず、『STYLE』『PRIME』『SMART』『PRO』の4つのシリーズ。コンセプトだけをみると巧いこと飾られていますが、まず感じたのは、シニアやキッズ向けのユニバーサル&エコ&セーフティ&シンプルな端末シリーズがないこと。これは4つのシリーズの中に最初から入れるべきだったと個人的には思います。シリーズ名は『SMILE』とかでf(^^;)。
で、『SMART』と『PRO』の違いが端末ラインアップからは曖昧な気が。おそらく『SMART』はビジネス向けで、『PRO』はマニア向けなのでしょうが、これはおそらく今後統合されるような気が……。で、代わりに前述の『SMILE』のようなシリーズが入ると予想。
■シリーズ差異と価格に困惑(予定)
さらに困惑なのが、結局、『STYLE』=旧70Xシリーズで『PRIME』=旧90Xシリーズではないかという点。つまり、大局的かつ形而上はなんといいましょうか、新設された4つのシリーズはマーケティング的な衣に過ぎないという気が……。根拠無しのなんとなくですが、今後もこれまで同様『PRIME(=旧90Xシリーズ)』シリーズが売上げの相当の比率を占めるのではないかと推測しています。
携帯電話の買い換えスパンが長くなりつつあるので(今後パソコンやデジカメ並になるのでは)、おそらくこれまでより多少高い端末価格が設定されると予想しますが、少なくとも『STYLE』と『PRIME』の価格差は2倍程度を設定しないと、シリーズの売上げ比率は平準化していかないと思います(この辺は、個人的な皮膚感覚での意見です)。2倍程度の価格差があれば、『STYLE』を購入した人のかなりの数が1年単位前後で買い換えることを検討する気も(少なくとも『PRIME』機種使用期間の1/2の期間で買い換え)。
■端末商品企画(ラインアップ)で困惑
で、各社端末ラインナップにも困惑してしまいます。シャープと富士通は『STYLE』に1機種で『PRIME』に2機種を供給。NECとパナソニックは『STYLE』に2機種で『PRIME』に1機種を供給。これはおそらく、次の春夏モデルでは、シャープと富士通は『STYLE』に2機種で『PRIME』に1機種、NECとパナソニックは『STYLE』に1機種で『PRIME』に2機種の供給になると予想しています。この辺りは、キャリアと端末メーカーの大人の事情があるのでしょう。特定メーカーの携帯をずっと購入している層は、もしかすると次の春夏モデルが出るのを待って購入を決める人も出てきそうな気も……。
巧いのは、各メーカー共に1機種は新コンセプトモデル(ただしパナソニックは該当する機種がないため、逆に春夏は期待できそう)で2機種は過去派生モデルという点。で、各社とも、スライド式やフルフェイス型の機種を1つはラインアップ(シャープは『PRO』で供給。なので春夏では『STYLE』か『PRIME』でフルフェイス型を出してきそう)して、市場動向を探ろうとしている点。非常にそつがなくリスクも少ない商品企画をしている、という印象です。
■色々困惑するも、買い換えます
『STYLE』と『PRIME』については、今後ドコモはなんらかの明確な差別化を図っていくことを試みると思います。個人的には、機能で差をつけるのではなく基本性能で差をつけるようになっていくのではとも思います(PCやデジカメのように)。『STYLE』は、液晶サイズ3インチ以上不可(『PRIME』は3.2インチ以上必須)、カメラ画素数は500万画素以上不可(『PRIME』は800万画素以上必須)など。ほか、『STYLE』はCPUの処理速度が『PRIME』より劣るとか、外装パネル素材の差別化など。あるいは、デザインの特化や機能の専門特化なども『STYLE』活性化方策として考えられます(たとえば、今後防水携帯は『STYLE』でしかださないなど)。
正直、いろいろと変革していく途中の汽水域=今回のモデルでしょう。「とりあえずこれまでとは変えていきますので。でも、いきなり最初から変われないですから。とりあえず今回はこれで許して」というドコモやメーカーの気持ちが如実に感じられます。
困惑していますが、それでも、今回の秋冬モデルのどれか(折りたたみ式以外)を私は購入予定です(おおよそ候補は絞ったので、あとは処理速度やユーザビリティなどの使い勝手で決めていくつもりです)。個人的には、3年以上前の古い携帯を使っている層にとって今回モデルは、買いではないかと思います。
またまたまたテニスと関係のない話題です。しかも長文です。
ついに、ドコモの2008秋冬モデルが発表されました。
○発売予定の新製品各種ラインアップ[docomo公式サイト]
○新たな端末シリーズのコンセプト[docomo公式サイト]
○ドコモ、新モデル21機種発表~シリーズを一新[ケータイWatch]
○ドコモ、2008年冬モデル22機種発表[ITmedia +D モバイル]
○ドコモの新シリーズ、型番の意味は?[ケータイWatch]
■狙っていたN-01A、構造に困惑
私が使用している携帯電話はSO506iCなので、もう使用5年目に突入しています。なので、さすがに今回は絶対に買い換えようと思っています。で、事前噂&リーク情報の段階から何を購入するか検討していました。スライド好きなので、N-01Aを候補の一つに入れていましたが……。
○N-01A[NEC公式サイト]
まずフルフェイス型に閉じた状態から、上にスライドさせてテンキーが操作できる状態に、そして液晶を90度横回転させた状態にもできる、と想定していたのですが、なんと、閉じた状態→液晶を90度横回転させた状態→さらに90度回転で折りたたみ式携帯を開いたときのような状態になることが判明。ううーん、これは一体どういうメリットのある構造なのだろうという困惑を抑えきれません。それに、これ、片手で閉じたり開いたりできないのでは……。スライド式と折りたたみ式とサイクロイド式の悪いトコ取りのような……。
困惑しつつ、シリーズコンセプトや他のラインナップをいろいろと読み込んでみると……。さらに強く困惑してしまいました。
■4つのシリーズ設定に困惑
まず、『STYLE』『PRIME』『SMART』『PRO』の4つのシリーズ。コンセプトだけをみると巧いこと飾られていますが、まず感じたのは、シニアやキッズ向けのユニバーサル&エコ&セーフティ&シンプルな端末シリーズがないこと。これは4つのシリーズの中に最初から入れるべきだったと個人的には思います。シリーズ名は『SMILE』とかでf(^^;)。
で、『SMART』と『PRO』の違いが端末ラインアップからは曖昧な気が。おそらく『SMART』はビジネス向けで、『PRO』はマニア向けなのでしょうが、これはおそらく今後統合されるような気が……。で、代わりに前述の『SMILE』のようなシリーズが入ると予想。
■シリーズ差異と価格に困惑(予定)
さらに困惑なのが、結局、『STYLE』=旧70Xシリーズで『PRIME』=旧90Xシリーズではないかという点。つまり、大局的かつ形而上はなんといいましょうか、新設された4つのシリーズはマーケティング的な衣に過ぎないという気が……。根拠無しのなんとなくですが、今後もこれまで同様『PRIME(=旧90Xシリーズ)』シリーズが売上げの相当の比率を占めるのではないかと推測しています。
携帯電話の買い換えスパンが長くなりつつあるので(今後パソコンやデジカメ並になるのでは)、おそらくこれまでより多少高い端末価格が設定されると予想しますが、少なくとも『STYLE』と『PRIME』の価格差は2倍程度を設定しないと、シリーズの売上げ比率は平準化していかないと思います(この辺は、個人的な皮膚感覚での意見です)。2倍程度の価格差があれば、『STYLE』を購入した人のかなりの数が1年単位前後で買い換えることを検討する気も(少なくとも『PRIME』機種使用期間の1/2の期間で買い換え)。
■端末商品企画(ラインアップ)で困惑
で、各社端末ラインナップにも困惑してしまいます。シャープと富士通は『STYLE』に1機種で『PRIME』に2機種を供給。NECとパナソニックは『STYLE』に2機種で『PRIME』に1機種を供給。これはおそらく、次の春夏モデルでは、シャープと富士通は『STYLE』に2機種で『PRIME』に1機種、NECとパナソニックは『STYLE』に1機種で『PRIME』に2機種の供給になると予想しています。この辺りは、キャリアと端末メーカーの大人の事情があるのでしょう。特定メーカーの携帯をずっと購入している層は、もしかすると次の春夏モデルが出るのを待って購入を決める人も出てきそうな気も……。
巧いのは、各メーカー共に1機種は新コンセプトモデル(ただしパナソニックは該当する機種がないため、逆に春夏は期待できそう)で2機種は過去派生モデルという点。で、各社とも、スライド式やフルフェイス型の機種を1つはラインアップ(シャープは『PRO』で供給。なので春夏では『STYLE』か『PRIME』でフルフェイス型を出してきそう)して、市場動向を探ろうとしている点。非常にそつがなくリスクも少ない商品企画をしている、という印象です。
■色々困惑するも、買い換えます
『STYLE』と『PRIME』については、今後ドコモはなんらかの明確な差別化を図っていくことを試みると思います。個人的には、機能で差をつけるのではなく基本性能で差をつけるようになっていくのではとも思います(PCやデジカメのように)。『STYLE』は、液晶サイズ3インチ以上不可(『PRIME』は3.2インチ以上必須)、カメラ画素数は500万画素以上不可(『PRIME』は800万画素以上必須)など。ほか、『STYLE』はCPUの処理速度が『PRIME』より劣るとか、外装パネル素材の差別化など。あるいは、デザインの特化や機能の専門特化なども『STYLE』活性化方策として考えられます(たとえば、今後防水携帯は『STYLE』でしかださないなど)。
正直、いろいろと変革していく途中の汽水域=今回のモデルでしょう。「とりあえずこれまでとは変えていきますので。でも、いきなり最初から変われないですから。とりあえず今回はこれで許して」というドコモやメーカーの気持ちが如実に感じられます。
困惑していますが、それでも、今回の秋冬モデルのどれか(折りたたみ式以外)を私は購入予定です(おおよそ候補は絞ったので、あとは処理速度やユーザビリティなどの使い勝手で決めていくつもりです)。個人的には、3年以上前の古い携帯を使っている層にとって今回モデルは、買いではないかと思います。
N-01Aについて。
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0811/07/news070.html
上記ページに掲載の動画を見る限り、片手でも開閉できそうです。
が……今度はタッチパネルの操作レスポンスの遅さが気になります……。