2008年06月12日
iPhoneが売れるor売れないよりも
おつかれさまです。ふぇでらです。
iPhone、ついに発表されました。国内(ソフトバンク)での正式な仕様や価格および料金体系はまだ不明ですが、およそ世界標準に準ずるのではないかと考えています。
○アップル - iPhone
○ITmedia 携帯電話からコンテンツプレーヤーへ脱皮した「iPhone」
○ケータイWatch 「iPhone 3G」で変化した3つのポイント
○IT PLUS 「ホワイトプランにするつもり」・ソフトバンク孫社長
○Cnet iPhone 3G、日本のモバイル業界を変えるか
■日本で売れなくとも世界で売れれば
8GB版で199ドル(約21100円程度)、16GB版で299ドル(約31700円程度)という希望小売価格や、これまでの国内携帯電話に搭載されていた独自機能がない(ワンセグや電子マネーや装飾(デコ)メールがない、カメラが200万画素、テンキー入力ではない、待受けが300時間、解像度480×320ドット、パケホーダイほぼ必須、モバゲとかGreeとかもできない?)などの情報から、各所で売れる売れないなどの議論がされています。
が、個人的には、日本国内で売れる売れないなど、本質的に意味のない議論のような気がします。アップルは世界規模でiPhoneを販売するわけで、結局、国内端末メーカーの出荷台数以上の売上げはほぼ確定しているはず。それをガラパゴスと化した国内携帯電話市場で売れる売れないという議論をしたり、国内端末メーカー関係者が斜に構えた発言をしたりすることに、少しだけ違和感を感じてしまいます。日本で失敗したとしても世界で売れれば、それは成功です。
また、おそらくアップルの本心としては、iPhoneを携帯電話として考えておらず、長期的戦略としてはMacの一部と考えていると思いますし。日本の端末メーカーとは視座も立ち位置も違います(ビエラやアクオスを擁するパナソニックやシャープは、家電版で似たようなことを考えているかもしれませんが)。
■問題は売れるかではなく、価値観への影響
売れるにしろ売れないにしろ、日本の端末メーカー(およびキャリア)に何かしらの影響を与えるのは確実でしょう。売れる売れないではなく、黒船が入港して国内の人々が少なからず関心を持ったという事実こそが、重要です。
そしてそれ以上に、日本の携帯ユーザーに与える影響のほうに私は注目しています。タッチパネル方式のユーザインターフェースを好む層が増えるとまではいいませんが、中期的には、折りたたみ式のテンキータイプの携帯電話に対してかっこ悪い・古いというイメージを抱く層が増えるのではないか、と考えています。
携帯音楽プレイヤーも、iPod登場以前と登場後では明らかに好まれるプロダクトデザインの質が変わったように思います。それと同じような現象が起きるのではないかと。そういう意味(市場のデザイン的・思想的リーダーシップを明確にする)では、アップルはシェア1位であるドコモとも提携したいはず(ドコモはどう考えているか分かりませんが)。ソフトバンクモバイルのショップにだけiPhoneが置いてあるよりも、ドコモのショップにもiPhoneが置いてあるほうが、市場への影響力が加速するでしょうし(それ以前に、アップルが投入するCM次第でいかようにもできると思いますが)。
■iPhoneは、国内の携帯電話嗜好を変動する
話が若干逸れました……。
iPhon購入者は、今夏の第2世代モデルでイノベーター層に浸透し、おそらく次期第3世代モデルでアーリーアダプター層に到達すると思いますが、それから前後して、折りたたみ式携帯のラインナップ数は減少していくような気がします(少なくとも主力シリーズ全機種折りたたみ式のみという状況はなくなるかと)。
おそらく、国内のキャリア(ソフトバンク以外)は、今年の冬モデル以降から各社主力(全部入り)シリーズでスライド式携帯(タッチパネル式ではなく)を最低1つは出し市場動向を探り始めるのではと予想しています。
iPhoneの国内販売開始に伴い、iPhoneの売れる売れないは別として、間違いなく折りたたみ式全盛の今の時代は終焉を迎え、対抗勢力としてスライド式(タッチパネル式ではなく)が増えてくる、そう私は予想します。おそらくデザインや質感のレベルも、あげてくるでしょう。まぁ、こういうことを考えるのは、私がスライド式携帯好きだからですがf(^^;)。つまり今回の記事は、独断と偏見の個人的希望推論です(爆)。
iPhone、ついに発表されました。国内(ソフトバンク)での正式な仕様や価格および料金体系はまだ不明ですが、およそ世界標準に準ずるのではないかと考えています。
○アップル - iPhone
○ITmedia 携帯電話からコンテンツプレーヤーへ脱皮した「iPhone」
○ケータイWatch 「iPhone 3G」で変化した3つのポイント
○IT PLUS 「ホワイトプランにするつもり」・ソフトバンク孫社長
○Cnet iPhone 3G、日本のモバイル業界を変えるか
■日本で売れなくとも世界で売れれば
8GB版で199ドル(約21100円程度)、16GB版で299ドル(約31700円程度)という希望小売価格や、これまでの国内携帯電話に搭載されていた独自機能がない(ワンセグや電子マネーや装飾(デコ)メールがない、カメラが200万画素、テンキー入力ではない、待受けが300時間、解像度480×320ドット、パケホーダイほぼ必須、モバゲとかGreeとかもできない?)などの情報から、各所で売れる売れないなどの議論がされています。
が、個人的には、日本国内で売れる売れないなど、本質的に意味のない議論のような気がします。アップルは世界規模でiPhoneを販売するわけで、結局、国内端末メーカーの出荷台数以上の売上げはほぼ確定しているはず。それをガラパゴスと化した国内携帯電話市場で売れる売れないという議論をしたり、国内端末メーカー関係者が斜に構えた発言をしたりすることに、少しだけ違和感を感じてしまいます。日本で失敗したとしても世界で売れれば、それは成功です。
また、おそらくアップルの本心としては、iPhoneを携帯電話として考えておらず、長期的戦略としてはMacの一部と考えていると思いますし。日本の端末メーカーとは視座も立ち位置も違います(ビエラやアクオスを擁するパナソニックやシャープは、家電版で似たようなことを考えているかもしれませんが)。
■問題は売れるかではなく、価値観への影響
売れるにしろ売れないにしろ、日本の端末メーカー(およびキャリア)に何かしらの影響を与えるのは確実でしょう。売れる売れないではなく、黒船が入港して国内の人々が少なからず関心を持ったという事実こそが、重要です。
そしてそれ以上に、日本の携帯ユーザーに与える影響のほうに私は注目しています。タッチパネル方式のユーザインターフェースを好む層が増えるとまではいいませんが、中期的には、折りたたみ式のテンキータイプの携帯電話に対してかっこ悪い・古いというイメージを抱く層が増えるのではないか、と考えています。
携帯音楽プレイヤーも、iPod登場以前と登場後では明らかに好まれるプロダクトデザインの質が変わったように思います。それと同じような現象が起きるのではないかと。そういう意味(市場のデザイン的・思想的リーダーシップを明確にする)では、アップルはシェア1位であるドコモとも提携したいはず(ドコモはどう考えているか分かりませんが)。ソフトバンクモバイルのショップにだけiPhoneが置いてあるよりも、ドコモのショップにもiPhoneが置いてあるほうが、市場への影響力が加速するでしょうし(それ以前に、アップルが投入するCM次第でいかようにもできると思いますが)。
■iPhoneは、国内の携帯電話嗜好を変動する
話が若干逸れました……。
iPhon購入者は、今夏の第2世代モデルでイノベーター層に浸透し、おそらく次期第3世代モデルでアーリーアダプター層に到達すると思いますが、それから前後して、折りたたみ式携帯のラインナップ数は減少していくような気がします(少なくとも主力シリーズ全機種折りたたみ式のみという状況はなくなるかと)。
おそらく、国内のキャリア(ソフトバンク以外)は、今年の冬モデル以降から各社主力(全部入り)シリーズでスライド式携帯(タッチパネル式ではなく)を最低1つは出し市場動向を探り始めるのではと予想しています。
iPhoneの国内販売開始に伴い、iPhoneの売れる売れないは別として、間違いなく折りたたみ式全盛の今の時代は終焉を迎え、対抗勢力としてスライド式(タッチパネル式ではなく)が増えてくる、そう私は予想します。おそらくデザインや質感のレベルも、あげてくるでしょう。まぁ、こういうことを考えるのは、私がスライド式携帯好きだからですがf(^^;)。つまり今回の記事は、独断と偏見の個人的希望推論です(爆)。
コメント 【注意】投稿ボタン押下後、処理に2分ほど要します
この記事へのコメントはありません。